ネガティブケイパビリティという概念を知って、心が楽になった話
先週の土曜日、キャリアカウンセラーとの面談があった。
そこで、カウンセラーの方からネガティブケイパビリティという概念を教えてもらった。その概念が面白くて話が弾んだので、面談が終わった後、すぐに自分でネットで調べてみることにした。
詳しく調べているうちに、悩める自分も長所にしてもいいのではないかと思えるようになってきた。
振り返ってみれば、私はいつも何かに悩んでいた。体は休んでいるつもりであっても、脳は考え事ばかりしていて休んでいる感覚があまりなかった。
同じ悩み事を長いこと考えても、解決策がすぐに出てきた経験がほとんどない。案がすぐに出てきたとしても、すぐには動かずに案を一つ一つ考え込むことが今でも多い。人からは「ぼーっとしてないで動きなさい」とか散々言われてきたけど、体張って動くよりもじっとして頭使っていることの方が私には向いているかもしれない。
特に、今年は自分の進路にとことん悩んだ。
大学卒業して1年以内で進路決めてやると意気込んでいたが、こんなに道に迷ってばかりになるとは思ってもいなかった。親に進路がいつ決まるのかを何度か聞かれる度、すぐに答えられなくてもどかしさを感じていた。
だけど、面談を通してネガティブケイパビリティのことを知って、気持ちがだいぶ楽になった。
WIREDやVOGUE JAPANの記事を読んでみると、世間では、その問題に対して(すぐに)答えを見つけ出すポジティブケイパビリティが評価されやすいと言われている。
私自身、人から何か問われたとき、何を言ったらいいか考えてて黙り込むことがある。正直、持ち帰り検討させて欲しいっていうぐらい答えに悩むことだってある。とにかく私なりの答えが見つからない。
だけど、ネガティブケイパビリティを知ったことで心が楽になったし、自分をより好きになってきた気がする。このように自己理解も増してきたと同時に、私がいつもお世話になってるカウンセラーの方への感謝の気持ちがより一層大きくなった。
2023年は進路についてたくさん考えたり、新しいことを始めたり学んだりして自分の人生に取り入れてこうとした1年だった。特に、ネガティブケイパビリティを知ったことがこの1年で最も大きな出来事だった。2024年はこれまでの努力を土台にして、自分の道を進んでいこう
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