社会人3年目に感じること
社会人3年目になった。
この2年間、そこそこ楽しく働いたし、生きたいように生きてきた。
今私は商業施設の運営管理を担当していて、いわゆる「イオンの事務所にいる人」的な仕事をしている。テナントさんの売上管理やトラブル対応、空室への店舗誘致やイベント企画などなんでもありだ。
1.2年目の頃に任せてもらえた大型案件ではテナントさんのオープンを迎えるため、工程管理やビル側の設備を担当し、オープンしてお客さんが流れ込んできた瞬間は涙が出るほど嬉しかった。テナントさんと抱き合って喜びたいほどだった。
そして先週の木曜日、上司と面談があった。
「なんか最近楽しくないでしょう。」
バレバレだった。
早くも3年目になって、企画したイベントでこどもたちが喜んでくれたり、やっとこさ公式LINEを開設できたり、やりがいも楽しさもあったし、変化にも成長にも恵まれたと思う。
と同時に、「何のために働いているんだろう」と思うことが増えた。
商業施設というモデルは世界中でたくさんの人々の娯楽となり、心を満たしていると思う。
私にとっても、小学生のときは週末に行くショッピングモールは最高の楽しみだったし、いまでも大好きだ。
でも、こうして不自由なく暮らしている日々に、世界では戦火があがり、多くの人が命を落としていった。
フィリピンで出会った男の子。私の袖を引っ張り、悲しい目をしていた。
日本では報道されない出来事がたくさん起こっている。コロナウイルスは世界で、どれだけの猛威を振るっているのだろう。
私が働くことで、誰かを救い、何かに貢献できているんだろうか。
楽しくなかったのは、働く環境とか小さなもやもやとか、色々な要因があるけど、根本的に大切なことが足りなかった。何のために、誰のために価値を作れるのだろう、と。
上司は最後に
「働くってね、楽しさを忘れないことが大切だよ」と言った。
楽しさ。成長感。意義。
働くってなんだろう。
社会のために私は、何ができるんだろう。