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いつか行きたかった場所・国営ひたち海浜公園
「いつか行きたいと思っている場所」を、誰しも大なり小なり持っているのではないだろうか。
私には、ある。少なくとも恐らくは、両手の指で数えきれないほどに。
そんな、私なりの「大なり小なり」でも行きたかった場所に行けた時の記録を、noteに残しておきたいと思う。
今回訪れたのは、茨城県の国営ひたち海浜公園。
ネモフィラやコキアが美しいことで有名なこの場所は、花好きの私の憧れの場所の一つだった。
いつか自分のカメラで絶対に写真を撮るんだと心に固く誓っていたのだが、ここで大きな問題が一つ。
お察しいただけるかもしれないが、花は美しく咲いている期間というものが非常に短いものである。
ましてやそれが写真映えするような晴天に重なり、かつ(ここがある意味最も難しいのだが)その日を自分の休みと合わせるのは、正直至難の業である。
だからこそ私は「花の季節で」「晴れていて」「休みが取れた」日には、絶対に機を逃すまいと普段から心に誓っている。
そして今回、文字通り晴れてこの機会を得たのがつい2日前のことだった。
前日遅くまで降っていた雨が止み、天気予報は一日晴れ。
ネモフィラの季節はこのあたりだろうと、1ヶ月前から入れていた有休の予定の日。
(余談だが、弊社はシフト制のため有休は基本1ヶ月前申請である)
行くっきゃないと、スマホで特急の予定を叩きこんで弾丸ツアーを決行したのは朝の9時半のことだった。
現地滞在時間よりも、移動時間の方がはるかに長くなる行程。
それでも迷わず決められたのは、普段から「機を逃すまい」と強く意気込んでいたからに違いない。
そんなこんなで、電車とバスをひいこらと乗り継いで私は憧れの場所に到着した。
先に結論から言うと、目にした瞬間に「来てよかった」と思える景色がそこに広がっていた。
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有り体に言えば、息をのむような美しさだった。
私が行った日は「7分咲き」との案内だったが、空に鳥の鳴き声が響き、青と緑のコントラストの美しさは十分に素晴らしいものだった。
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ネモフィラ単独でも美しいが、そこに菜の花という鮮やかな黄色が加わると相乗効果でよりお互いの色が映えていた。
また、園内ではネモフィラのみならず水仙やチューリップも見ごろだということでこちらも存分に楽しんできた。
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水仙についてはぱっと見30種類(!)は植えられており、新しい品種を沢山勉強させていただいた。
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チューリップも見事なもので、看板に記載されたことには「長く楽しめるように早咲きと遅咲きの球根を同じ敷地に交互に植えている」とのこと。
チューリップは品種により花の高さも異なるため、相当に計算されているのだろうなと素人ながらに感心した。
この興奮を忘れるまいと、まともな補正さえかけずにここに載せた写真たちだが、それでもこの美しさなのだから現地は言わずもがなである。
「いつか行きたかった場所」。その憧れを十分に昇華してくれる、素晴らしい思い出ができた一日だった。
もし、この記事を読んでくださっている方が「行きたい」と思っているならば、行って後悔しない場所だと心の底からお勧めしたい。
そしてこの記事を、ここに乗せた写真を見て「いつか行きたい」と思ってくれる人がいたならば、それは私のまたとない喜びである。
いつか行きたかった場所・国営ひたち海浜公園。
先ずは、一ヶ所踏破完了である。