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「劇場版 トリリオンゲーム」を観た。

最高だった〜!

「トリリオンゲーム」の特長といえば、「ちょうどいいフラストレーションからの爽快感」「ハルの怖いくらいの少年性」「ガクのド根性」だろう。もちろん他にもあるが。ドラマだと、このひとつ目でもある「ちょうどいい長さのフラストレーション」からの「爽快感溢れるラスト」の時間がちょうど良かったが、映画だとどうなるんだろうと少し不安だった。

けど杞憂だった〜〜!!! むしろ映画の2時間という尺で、エンターテインメント色の強い起承転結の爽快感が最高だった〜〜!!!

まず、目黒蓮という説得力がスクリーンいっぱいに溢れていた。「わたしの幸せな結婚」では、逃れられないほどのまっすぐな愛情が大きなスクリーンに広がっていて魅了されたけど、「劇場版トリリオンゲーム」では、なにがあっても揺らぐことのない夢への探究心とガクへの最強友情パワーの威力が強かった。なにがあろうとも、絶対ガクを信じているという少年漫画のように綺麗な眩しさ、絶対トリリオンダラーを稼ぐという夢への強い探究心。それらが多く語られることなくとも、ドラマを観ていなくとも、理解できてしまう目黒蓮の説得力が強かった。


あらすじ

世界最大企業の時価総額=1兆ドル。1兆ドルあれば、この世のすべてが手に入る ───。天性の人たらしで口八丁な”世界を覆すハッタリ男”のハルと、気弱だが心優しい”凄腕エンジニア"のガク。予測不能な作戦で成り上がってきた二人が、「1兆ドルを稼ぐ」ために再び動き出す。2016年にIR整備推進法案、通称「カジノ法案」が成立。世界の大富豪たちが集い、一夜にして莫大な金が動く、夢とロマンを秘めた新事業に目を付けたハルは未だ誰も成しえていない「日本初のカジノリゾート」開発に挑む。野望のために、次なるターゲットは【世界一のカジノ王】!果たして、ハルとガクは日本を揺るがす巨額マネーゲームを制し、1兆ドルを手に入れることができるのか ───?

Filmarksより

更に「トリリオンゲーム」って人間関係が最高なんだよ……。漫画原作ということもあってか、キャラクターが際立ちすぎてるくらい際立っているから、ぶつかったときの火花が眩しすぎる。今回は映画の感想に乗じて、「トリリオンゲーム」の好きな関係性を語っていこうと思う。

あと目黒蓮って足長くない?

関係性

ハルとキリカ

まずそこからいっちゃう? いいの? ってくらい、最高のふたり。それがハルとキリカ。
私はオタクだから、「恋愛感情の絡まらない男女のバディもの」なんかは大好物だが、オタクだから「お互いの恋愛感情を理解しながらも、恋愛関係にはならない男女のライバル」も大好き。『ズートピア』のニックとジュディとかね。
「じゃじゃ馬娘。」「わがまま男。」今回の映画でも、そのヒリヒリとした関係性は美しく眩しく描かれていた。

まず目黒蓮演じる天王寺陽と、今田美桜演じる黒龍キリカ。とにかく見目が良すぎる。そしてお互いにお互いを「絶対にものにしたい」という独占欲に溢れている。と同時に「こいつが俺/私以外の誰かに負けるはずがない」と信じている。友情とはまた違う信頼。それがハルとキリカである。

「えっ、もしかして妬いてんの? 」「ハッ、誰が。」「ははっ、もちろん、俺が。」

映画でのハルとキリカの会話で好きなシーンはたくさんあるんだけれど、中でもこの応酬は特筆したい。
物語前半、ハルは今作のオリジナルキャラクター、シシド・カフカ演じるディーラーのラモーナと行動を共にし、キリカは田辺誠一演じる宇喜多財閥の宇喜多と一緒にいることが多かった。その4人での食事会の後、ふたりは海を眺めながら向き合うことなく逢瀬する。
これもさ〜、「会いたい♡」「会お♡」みたいなロマンチックな逢瀬じゃないんだよ〜! 挑戦状を叩きつけてそれに応じたみたいな逢瀬なんだよ〜! だからふたりは綺麗な夜景を見つめるだけで向き合わないし、その腕を絡めることもない。キリカは腕を組み、ハルはポケットに両手を突っ込んでいる。この構図が良い。
そこでハルは宇喜多の話をし、キリカはラモーナの話をする。からの上記の会話だ。

これのなにがいいってさ〜! ハルとキリカの関係って、ハルが「負けてあげている」構図なんだよな〜!
ドラマ版でも、キリカが國村隼演じる父・黒龍により、ハルと結婚させられそうになったときも、ハルはキリカが恥をかかないように「もう結婚してるんですよ。いやぁ、僕も1度、お義父さんと呼んでみたかったな。」とさらっとフォローしている。

そして今回も、嫉妬心を認めないキリカに対して「もちろん、(嫉妬しているのは)俺だよ」と、にこやかに両手を上げて負けを認める。肝心なところではもちろん負けを譲らないが、素直になれないキリカの感情の受け皿になってくれているのだ。
お、お前〜! 細かい年齢差とか知らんけど、絶対ハルの方が年上だろ〜! これで同い年とかハルの方が年下だったらガチで沼なんですが〜!

からのハルは、にこやかな笑顔を頬に携えたまま、首の角度を曲げて唇をキリカに寄せる。そう、キスだ。オタクは手に汗握った。お互いにお互いの恋愛感情に気付きながら、自分の恋愛感情には気付かないふりをしているこのふたりが、遂にキスするのか……!?
だがキリカの冷たいひと言によって、キスシーンは成就しなかった。「なにしてるの。」ぴしゃり。「あれ、ちがった? 」「全然違う。」
寸前で重ならなかった唇を、ハルは笑顔の角度に変え、にっこりと笑ってキリカから離れた。そしてキリカはハルの前では仏頂面を貫きながらも、立ち去るときには満面の笑みが零れているのだった。

この、天王寺陽っていう男は〜! 負けで終わらないんですよ〜!
「嫉妬している」っていう面では負けを譲ったよ。だからそろそろ自分の恋心に素直になれよ。
そんな心情でキスしようとしたのだろう。だがそれをゆるして恋慕に溺れるキリカではない。「なにしてるの。全然違う。」そう言いながらも「面白い男」と言わんばかりに満面の笑みを浮かべ、悠然と立ち去る。
キリカは絶対負けない。ハルへの恋心にも、ハルにも。そしてハルが「負けを譲ってくれている」ことにも気付いている。だからこそ、後の行動に繋がったのだろう。

物語後半、ハルは強盗の銃弾を受け、病床に伏すことになる。意識不明の重体。なかなか意識は戻らない。ガクが気を揉み、リンリンも心を痛める中、キリカも見舞いに来るのだった。もちろん、誰もいないところを、たったひとりで。
ハイヒールの音を響かせ、孤高の角度からハルを見下ろすキリカは、ひと言言う。「いつまで寝てるの。」そして作中最も美しいシーンが生まれるのである。
キリカが、ハルの額に口づけするのだ。

もう、息を飲んだ。このふたりがキスをするならば「素直になれよ」というハルの勢いに押されて「しょうがないわね」とキリカが折れるような形でのキスシーン、つまりハルからのアプローチのキスシーンだと思っていたから。まさかこのふたりの初キスシーンが、キリカからのアプローチだとは思っていなかった……! まぁ額だけど! そこで意識がない中でもハルの唇にはしないところが、キリカらしくて最高なんだけど……!

それでもハルは目覚めない。その様子に小さく息を吐いたキリカが身体を翻し、病室を後にしようとしたその瞬間、ガッとキリカの腕を掴むのだ。
お、起きてた〜〜!! この男、キリカにキスされる前から絶対起きてた〜! でもキリカのキスで起きたように見せるために今起きた〜! どこまでも頑固で意固地なキリカに負けてあげてる〜! でも勝ってる〜! 好き!!!!

そんな様子を、ふたりはラストでまたもや見つめ合わずにからかい合う。
「ちなみに、あのキスはどういう意味? 」「決まってるでしょ。早く起きろって意味。」「ふぅん、まぁいいけど。」

「最後に勝つのは私。」「最後に全部貰うのは俺。」

こ、こいつらはほんまに〜! キリカが目指しているのは勝者で、ハルが目指しているのは覇者なんですよ! この対比がほんまに良くて、だからこそハルはキリカの恋心に対してずっと負けてあげているんだな、でも愛の告白だけは絶対にしないんだな。

ハルとキリカ、付き合ったり結婚したりするかはわからないけど、もしそんなことになったら「先に惚れたのはあなたよね? 」「そうだったそうだった、まぁ告白してきたのはあんただけどな。」とか言うてイチャついてる、絶対。

ガクとリンリン

このふたりが結ばれただけで、映画観た意味があるってもんですよ〜!

福本莉子演じる高橋凛々と、佐野勇斗演じるガク。元々トリリオンゲーム社の社長はリンリンであり、スカウトしたのはガクだった。ガクがリンリンと働きたいと思い、その人間性に惚れ込んだからこそトリリオンゲーム社は始まったのだ。

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そんなふたりは、ドラマ版ではくっつきそうでくっつかなかった。ハルとキリカとは真逆で、お互いの恋心には気付いていないけど自分の恋心には自覚があるタイプ。だからこそこのふたりの恋の自覚も、ハルとキリカが「恋慕を諦めた」構図と似た「顔が触れ合う距離」でありながらも、真逆の意味を持っていた。

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そしてお互い真面目だからこそ、気付いた恋心にはどう行動したらいいかハッキリと蹴りをつけようとする。だからガクはドラマ版最終話で、リンリンをデートに誘った。
んでもって映画版では既に3回デートした設定になってるんだよ〜! でも告白できていないんだよ〜! 奥ゆかしい、いじらしい、かわいい、たまらん。

そんなふたりが、物語中盤で夜道を歩いていると、ガクがぽろりと思いを零してしまう。

「僕は小さな幸せでいいんです。海辺の小さな家で、好きな人と一緒にいられたら。」「どこの海ですか? 」「あぁ、海じゃなくてもいいんです。湖でも川でも。リンリンさんが山がいいなら、もちろん山でも。」「……私? 」

もう、あまりにも尊くて全身が痒くなった。なんて可愛いんだガクとリンリン。
結局ガクはその場で想いを言葉にすることはできなかったが、遂にラストでディナーを共にし、向き合ってプロポーズすることに成功する。
そう、交際もしていないのにいきなりプロポーズしたのだ。あまりにもガクらしい。
しかも話し始めが「僕は、ハルくんとの夢を叶えたい」だからね? その瞬間、リンリンは「あぁ、この人は私と付き合うつもりはないんだな。でもそういう真面目なところが好きだな。だから私はふたりを支えることに専念しよう」みたいな切ない表情をするんですよ。からのガクが跪いて指輪の箱をパカッと開けるわけですよ。

ガ、ガクお前〜〜!!! 「僕はワガママだから、ハルくんとの夢も自分の幸せも叶えたい! リンリンさんと一緒にいたい! 」ガク〜〜〜!!! 最高のプロポーズだよ〜〜!!!! リンリンも顔が喜びに綻んで、頷いて、そのまま指輪を嵌めるかと思いきや……!

ハル登場!! 「リンリン悪い、ガク借りてくわ! 」この男は本当にワガママ! 空気が読めない! これだから天王寺陽という男は!!
でもハルに連れて行かれたガクが置いて行った指輪を左手の薬指に嵌めたリンリンは、ひとり嬉しそうな表情をするんですよ……。なんてかわいいんや。

とっとと結婚せい。そしてブーケトスをハルが受け取って、そのままキリカにプロポーズしろ(そして振られてくれ)。

ハルとラモーナ

ここで映画オリジナルキャラクターの話をするのはどうなん? そう思うのはわかる。でも私、個人的にシシド・カフカ様が大好きなんですよ……!

ラモーナ。今回のオリジナルキャラクターにして、今回のヴィラン(?)にしてハルのワガママの師匠、ウルフの部下、ウルフが経営するカジノの敏腕ディーラーである。
冒頭では見事ハルのイカサマを見抜き、作中でも何度も手さばきの美しいディーラー術を魅せている。

聡明で知略に長けていて芯が強いラモーナ。もちろんハルが欲しがらないはずがない。それでもラモーナは、「私のボスはウルフだから。ウルフを裏切れない」とハルの誘いを断る。

だがウルフの計画にハルが気付き、遂行が危うくなったとき、ラモーナはハルを翻弄する。
防犯室に駆け付けてカメラの映像を覗き込もうとするハルは、ラモーナに問う。「なにしてる。」そしてラモーナが答えに迷っている間に、ハルの持っている携帯にキリカからの着信が入る。それを止めるラモーナ。そしてハルの目をまっすぐ見て、「例の件(ハルの仲間になるという件)、考えてもいい。ビジネスとしてじゃなくて、……ひとりの女として。」そのまま前を見据えるハルの右肩に顔を埋め、ちらりと防犯カメラの映像を確認し、ハルがそれを見ないようにしたのだ。

さ、策士〜! 私こういう、スパイというか007というかミッション遂行みたいなシーン大好きなんですよ! 綱の上でギリギリの綱渡りしているけど、ギリギリのところでなんとか相手を出し抜くみたいな! 今回はウルフの手下としての行動だから、むしろ主人公サイドのハルからしたら悪い出来事なのに、あまりにお見事すぎて唸っちゃったもんね。また「任務遂行」と言わんばかりに、ハルの右肩に顔を埋めながらカメラの映像を確認するラモーナの眼光が鋭すぎて美しいのよ。ほんまにたまらん。

でもそんな敏腕のラモーナは、その実、鳥籠の中の鳥だった。自分が経営していたカジノをウルフに奪われ、ウルフの下で働くことを強要されていたのだ。もしそれを裏切れば、二度とディーラーとして働けなくなる。世界のカジノ王であるウルフを、裏切れるはずもなかった。
そんなラモーナを、人たらしのハルは口説く。「彼女の人生は彼女のものだ。そして彼女は、俺たちの仲間だ。」物語後半、ハルの人たらしにやられて一時的にハルの仲間になる。だがラスト、「大多数の意見に従うべき」という信条だったラモーナは、「あんたの仲間にはならない。私の人生は私のものだから。」と笑顔でハルから去って行くのだった。

このときのハルの満足そうな笑顔よ。ハルの人たらしってこうやって人を救っているんだろうなって思うよね。

物語前半でも、島の住民を立ち退けてカジノ計画を進めようとする宇喜多に対して、ハルは住民の声を聞いて住民の心を溶かして計画を進める。ドラマ版でも、アナウンサーとして鬱屈した毎日を送っていたあかりを救っている。
ハルの人たらしには裏があるし、打算的だけれども、影はない。人を駒として見ていない。人を人として尊敬した上で、ゲームのマスを自分から進むように仕向けている。
これが天性の人たらし、天王寺陽ですよ。

ハルとガク

さっ、本題ですよ〜! 「トリリオンゲーム」といえばこのふたりですからね〜!

ドラマ版「トリリオンゲーム」の主題歌は『Dangerholic』、でも映画版の主題歌は『SBY』だった。『SBY』も本当に素敵な楽曲なんだけれど、私はこれが少し寂しかった。だって「トリリオンゲーム」といえば、あのワガママ心満載の『Dangerholic』だったから。
でも映画を観た今、思う。というかラストシーンにかけて『Dangerholic』が流れ、エンドロールで『SBY』が流れたときに思った。たしかに「トリリオンゲーム」の主題歌は『Dangerholic』だ。でも「ハルとガク」のテーマソングは『SBY』である。

そもそも、ガクはハルに人生を狂わされた人間だ。ハルがいなければガクは今頃バイトで食いつなぐような人生を送っていただろう。それはたしかにつまらない人生だったかもしれないけれど、平穏ではあった。
でもガクは、ハルの手を取って無茶苦茶な人生を選んだ。無茶苦茶で奇想天外なロードマップを描くハルのバディになることで、夢を共にし、その夢を現実にする道を選んだのだ。
そしてハルも、ガクがいなければこの夢を形にすることはできなかった。
それはドラマ版から一貫して描かれていたし、ハルのロードマップの中には当然のようにガクが組み込まれている。人を人として見ながらも、ロードマップを進めるためなら誰を裏切ってもいいと思っているハルが、ガクだけは裏切らない。だって最強の友情パワーで結ばれているから。
ガクも秘密主義のハルに手を焼いているが、ハルを信じることで物事が成功すると「信じている」。このふたりはたしかに対等で、信頼し合っているのだ。

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「ハルくんはすごいよ」。ガクは事ある毎にそう言う。実際、ハルはすごい。奇想天外で実現不可能と思われた夢を、全て現実にする案を練り出す力を持っている。でもそれを実行するために、ガクはかけがえのないパートナーなのだ。ガクが「ハルくんはすごい」と言うたびに、ハルは謙遜したり無理にガクを褒めたりすることはしない。だってふたりは、ふたりでひとつだから。ただ底なしの信頼をプレッシャーのように感じさせるだけで、ふたりは最強の友情パワーを発揮できる。これがハルとガクなのだ。

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映画でハルが窮地に陥ったとき、ガクは自分を責める。自分がセキュリティを司っておきながら、どうしてハルを守りきれなかったのか。自責の念に駆られる。
だがそれで自信を失ったり、引きこもったりするようでは、「トリリオンゲーム」は成立しない。お互いにキリカ、リンリンに奮い立たせられ、阿吽の呼吸で勝ち筋へとコマを進めていく。
「このシステムを作ったのが誰か、お忘れですか。」ウルフを追い詰めたときのガクの決め台詞が、忘れられない。人を籠絡し、物事を進めるのはハルの仕事。システムを掴み、相手の逃げ道を奪っていくのがガクの仕事。ふたりでひとつ。それがハルとガクなのである。

ドラマ版のラスト、ガクはこう言った。
「僕らのワガママは世界一だもんね。」「ら? 今『ら? って言った?」
ハルの口癖である「俺のワガママは世界一だ!」を、少し変えてガクが言うのだ。そしてふたりは「俺らのはワガママは、世界一だ! 」と高らかに宣言してドラマ版のラストを迎えた。

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そんなふたりが、映画版のラストでは宇宙を目指す。カジノ事業もハルにとってはロードマップのひとつで、次には宇宙事業を見据えていたのだ。
遂に宇宙へ。ガクはスケールの大きさにあんぐりと口を開きながらも、仕方なさそうに微笑み、信頼を込めた声で足並みを揃える。「俺らのワガママは、宇宙一だ! 」

あぁ、頼むハルとガク。これからもオタクに、奇想天外なロードマップを見せてくれ。「NEXT GAME」を信じているからな。

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