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未知なるものへの挑戦 勤勉さと未来志向が成功の可能性を高めるみたいだね
バブルの崩壊からもう30年以上が経ったから、そろそろ果敢なチャレンジを始めたところが結構出てきてるね。
特にNTTがやっている光通信を使った半導体と言うのは、全く誰もやったことのない「未知なるものへの挑戦」そのものだと思うよ。
そこでとても面白いんだけれども、NTTは今心の世界の探求にも力を入れているんだね。
京都に哲学研究所みたいなものを作って、仏教の禅の修行とか、マインドフルネスのようなものを熱心にやっているらしいよ。
どうして通信会社が心の探求をしなきゃいけないのか面白いね。
おそらく今までやったことないものに挑戦する際に、実は心の中にある自主規制と言うものが一番のボトルネックになるからなのかもしれないよ。
そういえばピーターセンゲと言う人が書いた「学習する組織」の中にも、未来を創造するには、自分の中の考え方の限界をまず突破しなきゃいけないと書いてあったしね。
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この本によると、挑戦的なことをやって、結果的に成功できずに失敗に終わる場合に、その理由は、問題の1部分しか見えていないところにあるんだそうだよ。
だけど、それに気がつかないために、どんどんどつぼにはまっていくんだね。
それを「自己強化型ループ」と呼んでいたよ。
どういうことかと言うと、例えばアフリカで飢餓に苦しんでいる貧困国家を援助する際に、とりあえず食糧援助を始めるとするよね。
そうすると乳児死亡率は低下するんだけれども、人口増加が始まって、結局飢餓が止められないまま、援助だけが膨らみ続けていると言う問題が発生するわけだよね。
これは先進国の社会保障費が膨らみ続けているのが同じことだと思うけどね。
この問題の奥にあるにはあるのは、合理思考とか科学的思考の限界なのかもしれないね。
特に最近ではコロナパンデミックの時にもロックダウンというのがあって、大変な迷惑をしたよね。
居酒屋さんとかバーとかお酒を出すところは、早く店を閉めろと命令されて、休業補償をもらえはしたけれども、その飲食店にお酒をおろしている問屋さんとか、氷屋さんとかおしぼり屋さんは休業補償がもらえずに潰れてしまったからね。
結局、全体を見ずに部分しか見てないままで判断をする免疫学者という専門家の限界と言うことになるのかもしれないね。
そこで未知なるものに挑戦するときには、取り組もうとしている問題が全体として何なのかを知ることが必要だし、それがシステム思考なんだと書いてあったよ。
そして、システム思考の要のところは、やはり中心にいる人たちが、常に自分の限界を感じとることであって、このことをセルフディシプリンと呼んでいたよ。
つまり全体を見るためには、自分自身を高め続けなければいけないと言う事でもあるし、比喩的に言えば、高みに登ることで初めて全体が見えるし、全体が見えることで問題が起きている現場の中に新しい発見や、次の創造の芽があると言うことなんだろうね。
エジソンは蓄音器や電球など全く人類が知らないものを次々と発明したけれども、精神的なものやオカルトなものにも関心がものすごくあった人だからね。
やはり自分の力で未来を創造しようとする志が大切だけれども、その志を支える勤勉さや、自分を向上させる努力と言うものが、未知なるものを生み出して社会を前進させる力になるんだろうね。
こうした人はとても変わっているし、世の中は出る杭を打つと言う傾向が強いけれども、やっぱりそれにあがらってでも出る杭であり続けることが必要だね。
全く誰も取り組んでいないことのために、前向きにかつ勤勉に努力する人がたくさん出てきて、日本がもっと素晴らしい国へと進化することを願わずにはいられないね。