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賢さの研究 謙虚に教訓を抽出する姿勢の継続

ブリッジウォーターと言うアメリカのヘッジファンドがあるんだけど、そこの創始者でレイ.ダリオって言う人がいるんだね。

日本経済新聞社から出版されてるよ

このヘッジファンドは、ものすごく運用成績が良いので有名なんだよ。

2008年のアメリカの金融危機の時に他のファンドが30%位損失を出しているときに、18%の利益を出したことで有名になったんだね。

その後も2010年代のヨーロッパの債務危機を見事に予想したり、不透明な経済環境の中で、常に利益を出し続けていることで伝説的なファンドだよ。

ここの創始者のレイダリオと言う人がその秘訣を言ってるんだ。

失敗はしてもいいけれども、そこから教訓を学ばないのは許されないと言うカルチャーを作ることを心がけてきたそうなんだ。


これって賢さの定義としてぴったりじゃないかと思うんだよ。

生まれつき賢い人なんて1人もいないからね。

だとすれば、この世の中の森羅万象から、どれだけ学んだかが人間の賢さと言えるだろうね。

そして一番学びの材料になるのか、失敗なんだろうね。

そして失敗から実は学べる人と学べない人がいて、それが賢さにつながっているんだろうね。

なぜ失敗から学ぶことができないかと言う事について、このレイダリオと言う人は、プライドの問題を指摘しているよ。

確かにプライドが高い人は、責任転嫁をするし、口が立つ人ほど弁解ももっともらしくするからね。

そこでこのブリッジウォーターと言う所では、プライドが出てこないように、失敗してもその責任を咎めないカルチャーと言うのを大切にしているんだ。そうだよ。

失敗そのものは誰でもするし、それは大歓迎なんだと言うことなんだね。

これって仏教によく似てると思うんだよ。

仏教では、反省というのをとても強調するからね。

代表的なものは六大煩悩の反省だよね。六大煩悩と言うのは貪り、怒り、愚かさ、慢心、猜疑心、間違った見解の6つだよ。

慢心というのが、結局プライドの反省と同じだよね。

仏教ではこの慢心と言うのは、相対評価の中に生きている人間から出てくるとされているようだね。

つまり、いつも自分と他人を比べて一喜一憂している人間と言うのは、慢心しやすいし、プライドの塊になりやすいから要注意だと言うことだよ。

そして慢心してしまった人間のことを天狗と言うみたいだね。

よく天狗は芸の行き止まりと言うけれども、プライドが高くなってしまった人は、最後は高転びして失敗するしかないと言うことだよね。

プライドが高くなりすぎると、誰も注意してくれなくなるし、誰にも注意してくれないとなると、成長も止まると言うことだろうね。

やはり賢さと言うのも、成長し続けなければいけないし、そのためには謙虚さが必要だし、謙虚になるには高い目標設定が必要だと言うことなんだろうね。

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