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心の切り替えを早くする 仏教の教えが参考になるよ

会社の上司とかにものすごく厳しく叱られたり、クレームを受けたりすると心が折れるよね。

そしてどうして自分がこんなことを言われなくちゃいけないんだみたいに、恨みとか、不平不満とか、場合によっては強い憎しみみたいなものが、何日も何日も心から離れなくなってしまってしまうよね。

ついには体調まで悪くなってしまうから、心の切り替えと言うのは、メンタルヘルス的にも本当に大事だよね。

そこでどうしたらいいかと言う事なんだけれども、仏教の教えで四弘誓願というのがあるんだよ。

これは4つの大きな誓いを立てると言う意味なんだけれども、心の切り替えにぴったりなんだよね。

まず最初に来るのが衆生無辺誓願度と言うやつだよ。これは今風に言えば、他の人の幸福を自分の幸福にしてみようと言うことだよね。

よくカニには自分の甲羅の大きさに合わせて穴を掘ると言うけれども、怒りや憎しみは惨めな自己イメージを作るからね。

もっと周りの人を幸せにできるんじゃないかみたいに常に考えていれば、それが自己イメージになって、多くの人に頼られるポジションに自分を引き上げることにもなるしね。

そして、その次が煩悩無尽誓願断と言うやつだよ。これはまさに心の切り替えだよね。怒りとか不平不満と言うのは、仏教的に言えば煩悩そのものだよ。

そしてほっとくとどんどん増殖していくから、やっぱりもう考えるのはやめようと、自分で断ち切る決断をすることが大事だよね。

もちろん考えないようにしても考えてしまうんだけれども、考えないんだと強く思えば、少しずつはそうなるからね。

そして3番目が法門無量誓願学と言うものだよ。これは今風に言えば、読書に打ち込むみたいに捉えてもいいかもしれないよ。

やっぱり読書と言うのは、1種の解毒剤だからね。

名作とか、古典とか文学を読んでいると、だんだん、だんだん心が憎しみや悲しみから遊離して、物語の世界に入っていくからね。

もちろん映画とか、演劇でもいいんだけどね。

そして最後が仏道無上誓願成と言うやつだよ。これはトータルで人生を完成させていこうと言うことに言い換えてもいいと思うんだよ。

挫折とか失敗とかそんなものは一時的なものだからね。いくらでもやり直しがきくし、野球も9回裏まで試合は続くからね。

1回で大量得点を得られても、粘ればいいわけだよ。

人生と言う1枚の大きなピクチャーを、少しずつ筆を入れていると思えばいいんだよ。

所々暗がりがあるのは全体の絵として見れば味わいがあるじゃないか。そう考えれば自分を許せると思うけどね。

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