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サーバント・リーダーシップでノーベル賞にノミネート!

Kia ora!
お抹茶と聖書をこよなく愛すenaです。
お正月が明けたと思ったら、あっという間に1月中旬。
これまで以上に時間の流れが超高速に感じませんか?

週末にお世話になっている方を自宅にお招きしました。
夏らしい日々が続くので、冷たいドリンクを♪ということで、
先日、日本へ一時帰国した際にお抹茶をソーダで割った飲みものが
美味しかったことを思い出し、抹茶ソーダをお出ししてみました。
それが想像以上に泡立つドリンクの出来上がり!
夏の定番とするにはまだまだ研究の余地ありでした。


この日のために「下座奉仕」というお軸をかけました。
これは鳴門にある賀川豊彦記念館で思わず購入してしまったもの。
賀川豊彦の書を色紙にしたものです。

賀川豊彦ってどんな人物?

賀川豊彦(かがわ とよひこ)は、20世紀前半の日本で活躍したキリスト教の社会運動家、作家、牧師です。ノーベル平和賞候補に4度ノーベル文学賞候補に2度ノミネートされている方。なのですが、意外と日本人に知られていないのです。

彼は神戸のスラム街に住み込み、貧しい人々や困っている人々のために生涯を捧げ、特に労働者やスラム街の住民の生活改善に尽力しました。そして、人々の生活の救貧だけしていても改善されないということで、防貧へと舵を切り、人々の生活を向上させるため生活協同組合の設立を進めました。生協の父とも言われる所以です。神戸コープのホームページに詳しくそのことが書かれているので、ご興味ある方はぜひ一度、覗いてみてください。

下座奉仕とは?

**下座奉仕(げざほうし)**とは、主に日本の伝統文化や精神的な教えの中で用いられる言葉で、「謙虚な姿勢で奉仕すること」を意味します。

茶道における下座奉仕
茶道では特に重要な考え方であり、亭主や主役ではなく、脇役として他の人を支える役割を担います。例えば、茶会の準備や後片付け、客人への細やかな気配りなどが該当します。これは単なる雑務ではなく、心を込めて行うことで、茶道の「和敬清寂」の精神を実践する場となります。

下座奉仕の精神
謙虚さ: 自己を前に出すのではなく、他者を優先する。
奉仕の心: 誰かのために尽くすことで、自らの心を磨く。
気づき: 自分が何をすべきか、何が求められているかを察する力。

ChatGPT:下座奉仕とは?

聖書にみる下座奉仕

茶道のなかでも大事にされる下座奉仕の精神性。実は聖書に基づいた考え方、姿勢でもあるです。英語ではサーバントリーダーシップですね。
近ごろはビジネス界でもリーダシップのあり方として注目を集めています。

あなたがたの間では、そうであってはなりません。
あなたがたの間で偉くなりたいと思うものは、皆に仕える者になりなさい。

あなたがたの間で先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。

人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのと、同じようにしなさい。」

マタイの福音書20:26-28
聖書 新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会

「誰でも先頭に立ちたいと思う者は、皆の後になり、皆に仕える者になりなさい。」

マルコの福音書9:35

イエスは夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。

それから、たらいに水を入れて、弟子たちの足を洗い、腰にまとっていた手ぬぐいでふき始められた。

こうして、イエスがシモン・ペテロのところに来られると、ペテロはイエスに言った。「主よ、あなたが私の足を洗ってくださるのですか。」

イエスは彼に答えられた。「わたしがしていることは、今は分からなくても、後で分かるようになります。」

ヨハネの福音書13・4-7

神であるイエス・キリストは神としての権威を振りかざすことなく、
サーバント「servant」、人に仕える者としてこの地上にやって来られ、全人類の罪の贖いのために十字架にかかる道を通られました。また当時、奴隷の役割だった足を洗うことを率先してされ、弟子たちにも人に仕える姿勢というものを教えたのです。

こんな上司がいたらついていきたくなりますね。これぞまさに真のリーダーの姿と思わされます。

本日のお軸、その心は!

お招きしたご夫婦は長年、ニュージーランドと日本の架け橋としてご自身の時間を捧げてこられました。そして今はクリスチャンとしてその時間を割いておられます。この日、「下座奉仕」のお軸でお迎えしたくなった所以です。

Blessings!

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