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前田祐二「メモの魔力」感想(ネタバレあり)

ビジネス本を買う人はネタバレとか気にするのだろうか?わからんけど内容紹介するためにはネタバレ避けて通れないのでとりあえずタイトルにネタバレありと表記。

いやあ...楽しい本だ。店員さん忙しいのにクリスマス包装頼んじゃったやつがこの本でした。自分へのクリスマスプレゼント!的な?

前の記事で書いたとおりSHOWROOMよく利用するものの社長に興味持つのを意識的に避けてきたのでこの機会に「人となり」を知れるかどうか?もポイントでした。うっすら分かった気がする。

ポイントを箇条書き

・前田さんはメモ魔である。
・メモで人生が変わる!と本気で思っている。
・だからこそこの本を書いた。
・具体的なメモの取り方など(わりと細かく載ってる)
・巻末の質問数が半端ない

こんな感じで...ちっこい字で山ほど載ってる。他のページと違って四隅が灰色なので断面をみるとだいたいどのくらいが質問ページなのかが分かる。

色が変わってるあたりは全部質問ページとSNSで募集した「人生の軸」と呼ばれる部分。まあ付録みたいなもんかな。しかしだからってボッってるとは思わない。内容特濃でした。読み終わった人はもう沢山いるだろうけど真面目に質問に答えて全部終わった人はほとんど居ないのでは?的な。

俺も終わってません。関係ないけど昔の記憶が蘇ってきた。

マグロ漁船

学生の頃かな...記憶が曖昧だが漫画家の江川達也さんが若者相手の討論番組みたいなやつに出てて「やりたいことがみつからない」みたいな相談を受けてた。そこで江川さんが言い放った言葉がけっこう衝撃だった。

やりたいこと?そんなの簡単だよw マグロ漁船に乗って仕事して「帰ったらやりたいこと」をメモりまくれ!それがあんたのやりたい事だ。

と。だいぶ意訳してしまっているかもだがこんな意味のことを言ってた。当時の俺は「スゴイこと言うなあw」と思ったと同時にあることに気づいた。そう!自分も番組の若者も

「やりたいことをみつけたい」と思っているけど実は
「やりたいことをみつけたい(さしたる苦労せずに)」と

カッコ付きで思っていたんじゃないか?と。てか番組の若者がそうだったか分からないか...少なくとも俺はそう思っていた。そのこと自体に気づいた。勝手なイメージで「やりたいこと」や「天職」というのはやってるうちに「これだ!」と見つかるのでは?みたいな。

前田さんの本を読んで甘いのかもな...と改めて思った。就職するときに誰でもやるらしい(俺はやらなかった)自己分析を追求し「自己分析の鬼」と呼ばれるまでになった!という逸話はスゴイ。なるほど突き詰めるタイプの人なんだな...という印象。

そして恵まれない境遇だからこその反骨心!みたいなものが根底にあるのね...ということが分かってなんか納得できた気分。金持ちには金持ちの苦労があり、貧乏人には貧乏人の苦労があり、中途半端には中途半端なりの苦労があるんだな...と。

まとめ

個人的にはオススメできる一冊。一生かけて取り組むべきテーマが書いてあるような気がした。時間かかっても少しずつ自己分析やってみようかな...と思った。

いちおう読書メーターでは「読み終えた本」の中に入れざるを得ないがはたして読み終えたといえるのか?は甚だ疑問。長期間ずっと付き合うような一冊になりそうです。

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