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「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ(ネタバレあり)

ボーっとTwitter眺めてたらけんすうさんのツイートが引っかかってメモってしまった。そして書店行く機会があったので買ってしまった。

かなり本読んでそうな人が「今年読んだ本の中でNo.1」ていうのはスゴイ。そして「これはおすすめしたくなくて」みたいなくだり!ここで既に体験デザインが始まってる気がする。まんまと購入です。

Amazonから「内容紹介」の部分を引用。

ついやりたくなる、つい夢中になる、つい誰かに言いたくなる。この「つい」こそが体験デザインの持つ力。人の心を動かし、人に行動させてしまう仕組みと仕掛けを、元任天堂の全世界1億台を売り上げた「Wii」の企画担当者がわかりやすく解説。企画・開発・マーケティング・営業等、幅広く役立つ体験デザイン(UX)入門

さいきん「UX」ってやたらきくけど何ぞや?みたいな疑問の答えになるかもしれない!と読み進めてて思った。そしてゲームが出てくるので親しみがあって良い。

・スーパーマリオブラザーズ
・ドラゴンクエストシリーズ
・ゼルダの伝説シリーズ
・テトリス
・ラストオブアス
・風ノ旅ビト

あたりのゲームが例題に使われてます。ただ書籍の中でも「著作権に配慮して」とかいってイラストで済ませているのでプレイしたことのないゲームがあったとしても普通に読めます。自分は上からの4作品しか知らなかったが最後まで読めました。ただ「知ってるとより楽しめる」のは間違いないかも。上に挙げた6作品全部プレイしたことある!なんて人はもう運命なので即買いしましょう。

序盤で心を掴まれた

6ページにあるイラストが秀逸。気になる人は立ち読みすればいいと思いますが「なるほど面白そう!」と思わせる展開。そしてマリオがどう作られていくのか?みたいな話がめちゃくちゃ面白い。なるほど練りに練られたソフトだからヒットしたんだな...みたいなことがわかります。

有名タイトルに...

できれば書籍で取り上げるゲームは有名タイトルにしてくれ!と思いながら検索してみたらけっこう賞など獲ってて有名なのね。自分が近年のゲームトレンドについていけてないのがマズイのかもしれない。

機会があればやってみたいものだがプレステから用意しないといけないのでちょっと難しそう。ただプレイしなくても概念は学べます。

まとめ

てことで自分の評価としては

前半超面白い → 後半そこそこ面白い
ただ一冊通して超ためになる

という感じでした。スーパーマリオやりこんだオッサン世代は是非読むべき!だと思います。いやはやすごいゲームで遊ばせてもらってたんだな...という感動が。

<追記>

著者の個人事務所の日記に制作秘話?みたいなのが書いてあった。これ読むと「読んだだけじゃまだ味わえてないな」と思う。

さらに研究しよう...良い本でした。

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宮本太一(チーハン)
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