震災から10年振りの岩手沿岸~現地で感じた5つのこと~
東日本大震災を思い出すチャンスは
年を追うごとに減ってきていますよね。
ちょうど私が学生時代に震災があり
以後、ボランティア活動や取材などで
何度も訪れました。
社会人となり、行くこともなくなり
あっという間に10年の月日が経ってしまいました。
ずーっと心の片すみに『いつか行かなきゃ』
と思い続けて
先週、ようやく訪問が叶いました。
今日は10年ぶりの岩手沿岸について
感じたことを5つシェアいたします。
『震災って今どうなっているの?』
『行きたいけど、行ってない場所があるなぁ』
と、少しでも引っかかった方は
ぜひご覧ください。
①【10年】で人は完全に忘れるし、現場は元に戻る
10年という年月のインパクトを
今回まじまじと感じました。
あんなに凄まじい被害だったのに
震災遺構のみを残して
町のすべてがリニューアルされていました。
時間の治癒力とひきかえに
わたしの記憶のもろさを痛感しました。
②【未開発】が最大の魅力
今回、三陸ってイイなと感じたのは
過剰な商売っ気がないこと。
たとえば、伊豆や熱海などに行けば
ちゃんとした店は美味しいし
買い物も不自由ない。
だけれど、30代に入ると
未開発のものに魅力を感じるように。
三陸は自然も商売っ気も未開拓のままなので
開発された海に飽きたひとにはうってつけですよ!
③【リアス式海岸】が美しすぎた
学生時代に感じとることが出来なかったのは
海の形状の美しさ。
どこまでも続く
入り組んだリアス式海岸。
どの町に行っても、同じような複雑な入江が
あるのですが
一つとして同じ場所はありません。
④【名物女将】の話に涙
岩手県釜石市にある旅館、宝来館。
ここに宿泊すると
名物女将の語りべを聞くことができます。
11年経過しても、当時の鮮明な記憶と
未来への意気込みを力強く語ってくれます。
お宿と海の、のんびりとした雰囲気と
細やかで温かみのある接客からは
想像できないことが11年前にあったとは。
さまざまな感情が湧いてくる
心地の良いお宿でした。
=====
👇女将の語りべで実際に見た映像です。
震災直後のNHKドキュメンタリー
※津波の映像も冒頭入っております。
3.11に毎年打ち上げている花火。
今年はウクライナの人々への祈りも
込めています。
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⑤【自分にできることは何?】を問う
わたしの答えは
✅気まぐれでいいから現地に行ってみる
✅ふるさと納税で三陸の幸を取り寄せ
と考えています。
身銭を切った寄付やボランティアは
ハードルが高いです。
美味しいものを食べて
震災について思いをはせる。
コレでいいのでは?
わたしは学生時代の縁がなければ
わざわざ三陸へ訪れることは無かったでしょう。
まして、縁もゆかりも無い熊本へ
突拍子もなくボランティアしに行くことも
あり得ないです。
でも、熊本へ観光しに行くことや
ふるさと納税を利用した寄付は
可能性があります。
3.11だけ盛り上がらなくとも
気まぐれで、なんて事ないタイミングで
現地にいくのもアリだなと思いました。
むすびに:また10年後行きたい
今回伝えたかったのは
心に引っかかっているけど
なかなか行けてない場所ありませんか?
ということ。
わたしは、今回行ってみて
とても心が晴れました。
コロナも落ち着いたことですし
思い切って行ってみることを
強くおススメします。
ー---
岩手県沿岸部はとにかく遠いです。
初めて行くなら新幹線で盛岡まで行き
バスツアーに参加が無難です。
なにかの気まぐれで
行ってみるのもアリかもしれません🎵
本日もご覧いただきありがとうございました🥰
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