7月30日は、エカテリーナ宮殿が完成した日
1756年7月30日に、エカテリーナ宮殿が完成しました。
今日は、エカテリーナ宮殿について紹介します。全長325mの2階建ての大きい宮殿なので、写真がめちゃくちゃ多くなっています。
また、2011年8月、2011年12月、2012年12月、2016年8月と4回行っていますが、初めて行ったときから13年がたち、最後に行ったときからも8年が過ぎ、私の記憶力もあいまいになっています。
また、8年も過ぎているので、展示内容も変わっているかもしれません。
2011年8月は、使い捨てカメラで室内の写真はきれいに撮れないと思い、1枚も撮りませんでした。そのかわり、絵葉書をお土産に購入したので、絵葉書を載せます。
宮殿の外
2011年8月に使い捨てカメラで撮りました。
12月でも雪がない時もあれば、
雪がある時もあります。
そして、日の出前のライトアップもいいです。
夜が明けても、雪があると、雪の白が反射して、雪がない時よりも明るく感じます。
こちらは、雪がなかった12月です。
2011年8月に、使い捨てカメラで撮りました。
雪がある12月です。
エカテリーナ宮殿内の教会の屋根です。私が行ったときは、まだ修復中で教会の中に入ることができませんでしたが、今は修復が終わっているかもしれません。
というのも、第二次世界大戦の時に、ドイツの爆撃を受けて、この建物はほとんど爆破されました。戦勝国と言えども、約2700万人もの犠牲者を出したソ連は、世界で一番犠牲者の数が多かったです。それを現在、修復しながら展示しているので、行く度に展示品が増えています。
12月の日の出前です。
こちらは、夏のエカテリーナ宮殿です。
夏は、観光客が多く、中に入るまでも並びます。
エルミタージュ美術館にもありますが、柱を支えている人の彫刻です。
夏は、宮殿内の庭園も散歩することができます。
ここは、台所で、ここで食事を作って先ほどの水色の建物まで運んだと聞きましたが、サイトを見るとサウナとあります。
たしか、ここは、サウナと聞いた気がしますが、サイトを見ると、石のギャラリーとなっています。
海軍本部です。
冬の庭園はこのようになります。
夏は、庭園を散策できるので、庭園を見たい方は、夏がおすすめです。奥に見えるのは、フランス語で隠れ家という意味の「エルミタージュ」です。
サウナです。
夏の開放感あふれる庭園。
夏は、混んでいて人が多くて、内部の見学はじっくりできませんが、夏なら、庭園の散歩ができます。
冬はこんな感じです。
夏は、このように行列が続いています。ここは、個人で訪れると最悪入れない場合があるので、ペテルブルクから出発するツアーに参加をした方が無難です。
メイン階段
日本の焼き物もあります。
『目覚める天使』の彫刻です。
各部屋の通路もこのようにきらびやかです。
大ホール
大黒屋光太夫が、エカテリーナⅡ世に謁見した場所です。
夏は、ツアー客で写真を撮れたもんじゃないけれども、冬は、このように空いています。
天井画も素晴らしいです。
平面に描かれているけれども、立体的に見えます。
第2次世界大戦にドイツ軍の爆撃によって破壊されたので、復元です。
アンチカメラ
天井画も見事です。
アラベスクホール
ここも第二次世界大戦中にドイツ軍の攻撃を受けて、被害が出ました。
2005年に復元が完成しました。
絨毯も素晴らしいです。
そして、天井はこのようになっています。
カバレルスク食堂
宮殿の中から見た門
何の部屋か分からない
2012年12月と2016年8月に見たけれども、サイトを見ても何の部屋か分からない写真が続きます。
修復作業をしていて、毎回展示が変わっていたから、まだ修復作業の途中だった可能性もあります。
白い食堂
ラズベリーと緑の柱
肖像画のホール
琥珀の間
2011年8月も、2011年12月も、2012年12月も、2016年8月も写真撮影禁止でした。
そのため、絵葉書です。
2019年くらいだったかな?エカテリーナ宮殿に行った日本人が写真をSNSにアップしていて、その人に訊いたところ、その頃は、琥珀の間の写真を撮っていいことになっていたようです。
絵のホール
絵のホールも第二次世界大戦中にドイツ軍の攻撃を受けて焼けました。
しかし、絵画は、安全な場所へ疎開していたので、無事でした。
1967年に絵のホールが復元され、公開されています。
小さい白い食堂
アレクサンドルⅠ世の中国風の客間
アレクサンドルⅠ世の書斎
使用人の部屋
部屋の写真を撮っていなくて、椅子の脚が動物の足みたいだから、それだけ撮りました。
緑の食堂
青い部屋
天井です。
中国の青い部屋
天井です。
教会の隣の部屋
修復中で公開されていなかった教会の隣
今は、教会が公開されていますが、私が訪れた時は、まだ公開していませんでした。
小さな部屋
寝室
どこの部屋か分からない
ニコライⅡ世の服です。
1階
1階には、第二次世界大戦に攻撃されて破壊された後の復元作業の写真や古い写真の展示がありました。
床の寄せ木細工も素敵です。
現地の日本語ガイドさん
2011年8月の時のガイドさんは、結婚を控えた若い女性で、結婚のことで頭がいっぱいで、結婚式をしているカップルの案内ばかりでした。
そのガイドさんが、「エカテリーナ宮殿は復元です。」と言われたので、なんだ、復元かあとがっくりして、私は適当に見ました。しかも、使い捨てカメラだったので、写真も撮っていません。
その年の12月に訪れた時のガイドさんは、素晴らしい人で、たしかに復元だけど、それを前面に出さずに、案内してくださいました。
その後、ロシアの歴史を調べているうちに、ソ連は、第2次世界大戦で2700万人もの犠牲者を出し、突出して犠牲者が多かったことを知りました。
そういう状態だから、爆撃もされたし、琥珀も盗まれたしで、宮殿は破壊されたと分かりました。
初めての時に、その辺りも含めて話をして、復元したと言われれば、また違ったかもしれません。
ガイドさんによって、印象が大きく変わります。
私は、前世が農民だったのか、ロマノフ王朝の遺跡を見てもあまり感動しないというか、ピンときません。むしろ、農民の生活の方が興味深いです。それでも、ロマノフ王朝の宮殿生活に興味がある日本人も多いようです。
写真で見るよりも実際に見た方がいいので、ぜひロシアのツァールスコエ・セローにあるエカテリーナ宮殿を訪れてください。
【ホームページ】