【展覧会】ツム百貨店前のヨールカ
昨年初めて見に行ったツム百貨店のヨールカ。
何しろ、ツム百貨店に全く用事がない私は、いまだにツム百貨店に入ったことがないのだ。
そのため、ツム百貨店前に毎年デザインされたヨールカの展示があるなんて、全く知らなかった。
ツム百貨店の前にヨールカの展示があると知ったら、今年はどんなデザインになるかな?と楽しみにチェックしていた。
去年は22日からだったから、今年もその頃かなと思ったが、23日からというのをホームページで見つけた。
しかし、23日に出かける気にならず、出遅れたと思いつつ、別の日にホームページを見たら、26日からとなっていた。まあ、予定が遅れることはある。
え!?26日から?とビックリした方もいるかもしれないから、念の為に書いておくと、ロシアのクリスマスは1月7日。だから、12月26日から飾っても大丈夫なのだ。しかも、ソビエト時代は、クリスマスがない時期もあったから、1月1日に、お正月とクリスマスが同時にくるというイメージがあり、ロシアのヨールカは門松みたいなイメージに近い。
26日に行こうかと思ったが、路面凍結が怖くて、辞めた。(この間転んでから、慎重に歩いている)
その後、27日、28日は雪が降り、気温も0度近くで暖かく、道路は、大洪水とべちゃべちゃの大根おろし状態になり、歩きにくくなってしまった。
それでも、28日は中心部に他の用事もあったから、ついでに見てきた。
雪というか、みぞれが降る中すべてのヨールカの写真を撮ってきたので、紹介する。昨年の-20度の時よりは、手もまつげも鼻も脳みそも楽だった。大変だったのは、足だけ。
では、スタート。
バレエ『くるみ割り人形』のヨールカ
このヨールカは、15のヨールカの中で一番人気があった。
スポーツのヨールカ
よく見ると、メダルもかかっていた。あとは、スキーのシルエットも。
ロシアの古典文学のヨールカ
18世紀から19世紀の文学に出てくる貴族をイメージしたヨールカ。
雪がかぶっていて見つけるのが大変だったが、ドストエフスキーとチェーホフの本を見つけた。
トヴェルスカヤ通りのヨールカ
トヴェルスカヤ通りにある建築と銅像がかかっている。
ユーリー・ドルゴルーキーの銅像。
モスクワ市庁舎やベラルースカヤ駅。
プーシキンの銅像。
マヤコフスキーの銅像。
ロシアの民話のヨールカ
『金の魚』や『コロボック』などが描かれている。
バレエ『白鳥の湖』のヨールカ
バレリーナのシルエットもあります。
宇宙のヨールカ
ガガーリン。
レトロなパッケージのヨールカ
今も現役のパッケージもありますが、ソビエト時代の懐かしいパッケージのヨールカ。
練乳。
塩、インドのお茶、練乳、キャビア、お正月に欠かせないみかん。
練乳とインドのお茶。
キャビア。
牛乳、塩。
アルファベットのヨールカ
キリル文字の筆記体の表もある。
伝統ー愛のヨールカ
私が好きなロシアの北方のヨールカ。
わらで作った馬、履物。
刺繍。
『幸せ』と書いてある。
『愛』と書いてある。
『感謝』と書いてある。
森の住人、ジョストヴォのヨールカ
グジェリのヨールカ
よく見ると、グジェリ陶器がかかっている。
グジェリ陶器のスプーンとコップ。
おとぎ話の『マロースカ』のヨールカ
『マロースカ』って、何?と夫に訊いたら、映画があるということで、映画を見てみた。
ロシアらしい衣装、音楽、ジェットマローズも出てきて、おもしろいお話だった。
音声はロシア語だが、こちらから見ることができる。
アヴャンギャルドのヨールカ
アヴァンギャルドの画家の絵が掛かっている。
火の鳥のヨールカ
ホフロマもある。
よく見えていたら、昨年の日本のヨールカに使われていた中国っぽい提灯も使われていた。ある飾りをうまく使ってデザインしていることが分かった。『火の鳥』だから、赤い飾りを使いたかったんだと思う。
ホームページ
開催時期を探していて、たまたま見つけたホームページ。
ここには、15のヨールカのデザインイメージがロシア語で書かれている。
最寄りの地下鉄駅
まとめ
この展示広場では、新年に関するロシアの曲がたくさん流れていて、ものすごく雰囲気が良かった。
今回ロシアに関する15のヨールカだったが、日本でこのイメージで作るとなると、歌舞伎『義経千本桜』、武道、日本古典文学、銀座通り、日本昔話、歌舞伎『忠臣蔵』、先端技術、昭和のパッケージ、ひらがな・カタカナ・漢字、友禅、森の動物、伊万里焼、『かさ地蔵』、葛飾北斎、オペラ『夕鶴』とかになるのかな?
今年は、他の場所でも自国に関するイメージの物が多く、ロシアらしくて一番いい。
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