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チュコフスキーの家博物館

10月28日は、チュコフスキーの命日

ということで、今日は、チュコフスキーの家博物館を紹介します。

チュコフスキーの家博物館は、作家村と言われたダーチャ地帯のペレジェルキノにあります。

私は、2018年7月と2019年2月と2回訪れました。

チュコフスキーの家博物館の外

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図書館もあります。

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庭に入ると、奇跡の木があります。

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1938年2月から1969年10月までチュコフスキーが住んで仕事した家が博物館になっています。

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博物館の入り口はこちらです。

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鍵が閉まっているので、インターフォンを押してから入ります。

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学校の児童、生徒などが見学に来ている場合もあるので、団体が見学中は、見学順路が変わったり、待ったり、見ることができない部屋が出てきたりする場合もあります。

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食堂

玄関を入って、右に食堂があります。

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一番おしゃれな部屋です。

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古い家具です。

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テーブルの脚に彫刻があるなど、高級感漂う家具です。

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書斎

2階に、チュコフスキーの書斎があります。

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本棚には、ソルジェニーツィンの若い時の写真(左上)にあります。
ソルジェニーツィンの写真の下の棚にある左から1枚目、2枚目の写真は、チュコフスキー作品も訳した田中潔さんの子供の頃の写真です。

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テーブルの上にも積み重ねられた本があります。

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よく見ると、「きりん」という日本の本もありました。

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本棚にはたくさんの本があります。

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チュコフスキーが仕事をした書斎の机です。

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窓が大きくて、日あたりのいいところに机を置いています。

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机の上をよく見ると、日本人形もあります。

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机の上には、最後の記事の「年をとった語り部の告白」(未完成)が置いてあります。

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本棚には、チュコフスキー作品の日本語の本もあります。

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電気も折り紙がついています。

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また、こいのぼりや羽子板、うちわもあります。

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机の右隣の棚の扉には、いぬいとみこさんの写真があります。

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いぬいとみこさんは、チュコフスキーの作品を読んで、手紙を書き、チュコフスキーを大切な『師』と尊敬していました。また、いぬいとみこさんの『川とノリオ』はソビエトで翻訳されています。

レーニン国立図書館にも所蔵しています。

1966年にソビエトで出版された本がオムスクの子供の本博物館で公開されていて、ロシア語ですが、全ページネットに掲載されています。

いぬいとみこさんの作品は『ながいながいペンギンの話』(家にあった)と『とびうおのぼうやはびょうきです』(小学校1年生の時の夏休みの友で紹介されていた)しか読んだことがなく、『川とノリオ』は今、ロシア語で読みました。

次の帰国時は、いぬいとみこさんの他の作品も読もうと思いました。

話がそれましたが、チュコフスキーの家には、日本から児童文学作家や翻訳家などがお土産を持って、たくさん訪れています。

そのため、日本のものが書斎のあちこちにあります。

ドアには、日本地図もありました。

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子ども部屋

書斎の横には、子ども部屋があります。

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中に入れないので、通路から見ることになります。

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図書室

2階のもう1つの部屋は図書室になっています。

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5000冊ほどあるようです。

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チュコフスキーの『2歳から5歳まで」の日本語の本もあります。

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写真を撮った時や、博物館に行った時は気づきませんでしたが、『ぼくらはカンガルー』という日本語の本も棚にあります。

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壁には、写真があります。

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チュコフスキーの末娘に読み聞かせをしているチュコフスキーです。

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この末娘のために児童文学をチュコフスキーは書いていましたが、11歳で結核で末娘が亡くなると、チュコフスキーは児童文学を書かなくなりました。

チュコフスキーの80歳の誕生日の時のコラージュです。

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ペレジェルキノのダーチャでの家族写真です。

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子供たちと散歩をするチュコフスキーです。

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尊敬していたチェーホフの研究をし、論文を書きました。

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チェーホフに関する展示もあります。

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机には、このようにチェーホフに関する論文の展示があります。

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チュコフスキーが書いたチェーホフに関する論文は日本語にも訳されているので、日本語で読むことができます。

階段

階段にも写真や絵の展示があります。

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チュコフスキーは『ハエ』という作品も書いていますが、その絵です。

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次のような絵もあります。

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ソルジェニーツィンをかくまった部屋

2018年7月に夫と行ったときは、グループツアーがこの部屋の中に入っていて、見ることができませんでした。

2019年2月に友達と行ったときに入れました。

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1階の日当たりのいい部屋に、ソルジェニーツィンをかくまいました。

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そのため、ソルジェニーツィンに関する展示もあります。

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ソルジェニーツィンに関する展示になっています。

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反対の壁には、本があります。

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日本語の本も数冊あり、博物館の人に、「読んで」と言われました。

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チュコフスキーの本は日本語訳がたくさん出ています。

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台所

台所だった場所は、パンフレットや本など、ちょっとしたお土産売り場になっています。

ロシア語で書かれていますが、このパンフレットをもらいました。

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また、2019年2月に友達と行ったときは、ウスペンスキーさんの本も売られていて、買いました。しかも、本屋さんで売られている値段より安かったです。

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ウスペンスキーさんはチュコフスキーを尊敬していたし、ウスペンスキーさんが亡くなった今でも、ウスペンスキーさんの家族や仲間たちがチュコフスキーの家博物館でイベントをすることがあるくらい交流があります。

そして、もともと台所だった場所なので、ソビエト時代の冷蔵庫もありました。

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ホームページ

チュコフスキーの家博物館のホームページはこちらです。

また、チュコフスキーの家博物館のホームページを見ていたら、バーチャルツアーもありました。

私の写真は断片的なので、部屋の中の様子などを見たい方は、こちらのバーチャルツアーがおすすめです。

グーグルマップのストリートビューように、自分がその場にいるような感じになり、部屋の中を順に歩くことができます。

たびこふれに詳しい行き方やお墓などについても書いたので、こちらの記事もどうぞ。

10月28日の過去記事


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