【展覧会】グム百貨店のヨールカ①
パンデミックになり、日本から旅行者はあまり来なくなった。
私自身も2012年から、毎年グム百貨店の新年の飾りを見てきたが、2020年に初めて、グム百貨店の新年飾りを見ることができなかった。
そして、2021年。たまたまグムに立ち寄ったら、ヨールカの展示が始まった日で、テレビ局も来て、取材をしていた。
モスクワに来たくても日本から来ることができない人が多いはずと思いながら、2021年11月に初めて、すべてのヨールカの写真を撮った。
そして、2022年。
準備の段階からグムの様子を見守ってきた。グジェリの飾りだった。
2023年は、ジョストヴォ。グムの130周年と重なり、飾りも豪華だった。
2021年~2022年は、くるみ割り人形、
2022年~2023年は、グジェリ、
2023年~2024年は、ジョストヴォと来たから、
今回は、ホフロマだと思っていた。
そして、出かけたついでにグム百貨店に寄ってみた。
予想通り、ホフロマだった。
2階へ行ってみた。
スケートリンクは絶賛準備中だった。
閉まっているお店のところは、去年の飾りのイラストがあった。ということは、1年前からここは閉まっていたんだと思った。
制裁の影響で閉まっているお店がたくさんある。
ん?そういえば、この辺りにワクチン接種会場とPCR検査会場があったはずだが、随分前からすでになかったようだ。
まだ、ワクチン接種をCMまでしている日本が心配である。
ここも閉まっている。ここには、ソニーがあった。
一方、ロシアのマッサージチェアのヤマグチは、グムに出店してきた。
何となく汚れている気がする。
別の日に、日没後のグム百貨店へ行ってみた。
前回なかった飾りがつけ足されている気がして、写真を撮った。
前回行ったときも、白い雪の結晶は、汚れているものがあるなあと思ったが、ここは、一部が破損していた。私みたいに、隅から隅まで写真を撮る人は気づくと思うが、そうでない人は、おそらく気づかないであろう隅っこはこのようになっていた。
前回なかった飾りでつけ足されたのは、これ。
中心のヨールカは大きすぎて、しかも、今年は、てっぺんに鳥がいるから、3階からでないと全体がおさまらない。
そして、3階は、閉まっているお店も多いから、なんとなく暗い。
インペリアルポーセレンのお店は、元気に営業中。
入り口にはヨールカもあった。
値段も以前の倍ほどの値段になっていて、見るだけ。チェーホフのカップなど。
金鶏のカップなど嬉しいが、値段が恐ろしい。
作家シリーズのカップもある。これは、トルストイ。
『戦争と平和』の一節が書かれている。
ドストエフスキーは、『ペテルブルク年代記』の一部が書かれている。
この他、エセーニン、ツヴェターエワ、アフマートワなどがあった。
グム百貨店から赤の広場を見たら、赤の広場に設置されるヨールカも絶賛準備中だった。
遊園地や露店も準備中。12月にオープンする。