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【展覧会】ブルガーコフの家博物館

5月15日は、ブルガーコフの誕生日

ということで、ブルガーコフの家博物館を紹介します。
この誕生日の記事で無料で見たのは、ブルガーコフが住んだ家博物館でなかったと気づき、その後、無料で公開される日を待っていました。
2022年9月のモスクワの日も無料で公開されるということで、出かけてきました。
しかし、2700字を超えて長くなってしまいました。お時間のあるときに、どうぞ。

バスツアー

この日は、バスでモスクワ市内をめぐるガイドツアーも開催されていました。ミハイル・ブルガーコフの作品の舞台は、現在のモスクワ市内にもあちこち残っていて、その場所をまわるというものです。
モスクワ市内にあるブルガーコフの博物館をすべて見終えた私は、このバスツアーに参加したいなあと思っています。
次は、いつ無料で開催されるか分からないけれども、もし今年のモスクワの日も無料のツアーが開催されるのなら、その時に参加したいと思っています。

入口

建物への入り口はこちらです。

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1921年から1924年まで、この家にブルガーコフが住んで仕事をしました。

中庭になっていて、この扉から入ります。

影で扉が見えにくいですが、ここです。

階段

ドアを開けて階段を上りますが、このような落書きです。

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壁にぎっしりと書かれています。

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アートのようになっています。

じっくり見ている訪問者もいました。

そして、最上階に着くと、ブルガーコフの顔が描かれています。

博物館

やっと博物館の中に入りました。無料の日でもオンラインチケットを必ずチェックします。もしオンラインチケットを持っていなかったら、QRコードを読み取って、登録してといいます。
私が帰る時に、親子連れで大勢が押し寄せ、誰もオンラインチケットを持っていなかったので、入り口が大混雑していました。

オンラインチケットを見せて読み取ってもらったら、見学スタートです。トイレも入り口近くに1つあったので、先にトイレに行って、じっくり見ました。

1部屋目

1部屋目は、「ブルガーコフの兄弟」の展覧会が行われていました。

2部屋目 台所

2部屋目は台所です。

1920年代の共同の台所です。

ここは、見るのがかなり楽しかったです。

サモワールもこんなにもゴロゴロしています。

逆光で暗くなってしまいました。

椅子や自転車の車輪がとれたものなどが上にあります。

使える部分は何かに使えるかもしれないと捨てずにとっていたのでしょう。

積み上げ方も地震がないからできるけれども、日本では完全にアウトですね。

チューバまであります。住民が吹いて、「うるさい」と喧嘩になったかもしれません。生活感あふれる空間になっています。

壁にかかれていた文字も部分的にすべて写真に撮ったので、ロシア語を読める方は読んでみてください。
どの部屋に誰が住んでいて、どうだったのかが書いてあります。

アイロンです。
桶と一緒にキャベツの漬物を作る木があります。

ガルモーシュカです。

ざるです。我が家にもこういう穴の開いたものがあります。

サモワールです。

こんな感じで当時の道具があります。

3部屋目

3部屋目も『ブルガーコフの兄弟』の展示です。英語の説明も書いてあります。

パイプ椅子もあり、この部屋では、ちょっとしたイベントもできます。

ミハイル・ブルガーコフは、ロシア革命前までピアノを習い、オペラが大好きだったようです。歌手になることも夢見た時があったようです。

ブルガーコフはキエフで生まれているので、キエフの地図の展示もあります。

通路

通路にあった家具です。

4部屋目

4部屋目は、『ミハイル・ブルガーコフのモスクワの出版所』の展示です。

5部屋目 ブルガーコフの部屋

5部屋目が、『巨匠とマルガリータ』が書かれたブルガーコフの部屋です。

6・7部屋目 この家に住んでいた住民に関する展示

この建物には、どんな住民が住んでいたかの展示です。

各ポストにぶら下がっているものをみると、誰が住んでいたのかが分かります。

その時代の建物の様子も写真と一緒に振り返ることができます。

どの部屋に誰が住んでいたかの説明があります。

ボタンを押すと、その部屋の電気がつきます。

ドアも古い感じでいいです。

これで、博物館を見終えました。

プレゼント

帰る人に博物館の人が声をかけています。そして、福引のようにここから1枚カードをとってプレゼントしていました。

もちろん私もやりました。
そして、次のカードが出てきました。
ミハイル・ブルガーコフの作品の一部が書かれています。
『運命の卵』というお話でした。私は読んだことがない話ですが、ウキペディアを見たら、読みたくなりました。

ロシア語なら、ネットで公開されているから、次のサイトで無料で読めます。

日本語にも訳されています。公立図書館にも所蔵していると思います。

1995年に映画も作られています。自動翻訳の字幕を付けることができます。


1枚のカードをもらったあと、くじの箱は透明なので、たまたま『巨匠とマルガリータ』のカードが目に入りました。
それで、「あ?『巨匠とマルガリータ』だ。私は、これを読んだことがあるの。日本語で。」と言ったら、博物館の人が、「素晴らしい。欲しいのなら、とっていいよ。」と言ってくれたので、もう1枚もらいました。

『巨匠とマルガリータ』ももちろんロシア語版はネットで公開されています。

日本語に翻訳された本もあります。岩波文庫の本は、この博物館の廊下の落書きが表紙になっています。

これらの本は、公立図書館にあると思います。

日本から見られるか分かりませんが、1994年に映画が作られています。


また、日本から見られるのか分かりませんが、2005年にテレビドラマになった動画を貼ります。全10話あります。広告が頻繁に入ります。
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話

北京オリンピックのフィギュアスケート女子の金メダリストのアンナ・シェルバコワ選手が滑った音楽は、このテレビシリーズの音楽でした。

この記事を書いていて、いろいろ調べていたら、2023年5月に新しい映画が公開されるようです。
そして、誕生日の今日は、第1回のブルガーコフのフェスティバルも開催されます。

廊下

廊下にある電話です。

廊下です。

再び、階段

床にもブルガーコフの絵が描かれていました。

そして、オンラインチケットを持たずに押し寄せた人たちです。

階段を降りる時も落書きの写真を撮りながら降りてみました。

日本の『巨匠とマルガリータ』の本の表紙にもなっている落書きです。

中庭

中庭です。

こちらの入り口は、前回無料で見た別の展示です。

【ホームページ】

【最寄りの地下鉄駅】

【ブルガーコフに関する記事】

【5月15日の過去記事】


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チェブラーシカ
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