【展覧会】РОССИЯ 国鉄の新型車両のブース
2023年11月4日から2024年7月8日まで、モスクワのВДНХで行われた展覧会『ロシア』。
ロシアだけで、万博をやってしまったような規模の展覧会で、すべて無料で公開されました。
会期中に訪れた人は約1850万人で、大盛況でした。
今日は、展覧会『ロシア』で展示されていた国鉄の新型車両のブースを紹介します。
たびこふれの記事でも紹介しました。寝台列車の進化についても書いています。
見学するには?
初めて展覧会『ロシア』へ行った帰り道に、国鉄の車両があるのを見つけました。
しかし、89の州の展示を見た後で疲れていたので、中には入りませんでした。
それから、約1週間後。再び展覧会『ロシア』へ行ったときに、このブースへ行ってみました。
入り口に入ると、職員だけで行列になっていません。すぐに入れると思って、喜んで行きました。他の展示会場は、結構行列になっていることが多かったです。
ところが、40分ごとにツアーが行われていて、ツアーのみの見学で、予約が必要ということが分かりました。
予約をしようとしたのが、12時30分ごろ。空いている時間は、16時20分と言われました。
約4時間も待っていられなかったので、その日はあきらめました。
受付の女性がいい人で、「朝10時にくれば、空いているよ。」と教えてくれました。
翌日は行けなかったので、翌々日の10時20分ごろ行きました。
すると、10時40分のツアーの予約ができました。
金土日のツアースケジュールはこのようになっていました。
火曜日から木曜日のツアースケジュールです。
車掌室とお土産
いよいよツアーが始まりました。
各車両に車掌室があり、車掌室の説明から始まりました。私は、その後も友達を連れて、3回見学に行きましたが、車掌室を案内してもらったのは、11月の時だけでした。
お土産の展示もあります。
写真撮影
順番に、写真撮影もありました。
窓の背景は、季節ごとに変わりました。これは、12月の時の背景です。
テーブルの上に帽子があるので、それをかぶって写真を撮ってもらったり、紅茶のカップを手に持って写真を撮ってもらったりもできました。
この客室で写真を撮ると、ツアーの後半に現像され、マグネットか写真を渡されました。
プロが撮った写真できれいなので、友達とも行きました。
友だちと一緒に行ったので、本当にいい記念になりました。
夫と一緒にも行きたかったけれども、夫は写真と人混みが苦手なので、一緒には行きませんでした。
客室
11月の時は、このような衣装を着た人が2階の客室を案内してくれました。
客室に入って、真っ先に感動して、写真を撮ったのは、金庫でした。
客室のテーブルには、子供たちも飽きないように塗り絵がありました。
またまた感動したのが、客室にコンセントがあることです。私が寝台列車に乗った2011年と2016年には、コンセントは、車両の廊下に1か所しかありませんでした。それが、1人1つのコンセントがあります。
客室のスピーカーのボリュームと、室温も調節できます。
そして、またまた感動ポイントです。各客室にカードキーがありました。
初めて寝台列車に乗った2011年の時は、中からしか鍵を閉めることができなかったので、トイレに行くときは、中に残っている人と合言葉を決めて、トイレに行きました。
それが、今ではカードキーで合言葉も必要ありません。貴重品の管理も安心です。
ハンガーをかけられる棒もありました。
廊下です。
階段のところに、水とお湯もあり、ミラーもついています。
廊下の窓です。
ブラインドは2種類あります。
窓も開きます。
トイレ
寝台列車の中で気になるトイレはこちらです。
おむつ替えシートがあるトイレもあります。
なんと、シャワーがついているトイレがありました。
車両のつなぎ目です。
ゴミ箱も分別して捨てられるようになっています。
1階の客室
1階の客室です。景色は、やはり2階の客室の方がいいです。まあ、夜寝ている間に目的地に着くのなら、景色も何も関係ないですが。
1階の客席に座って、ガイドさんの話を聞きましたが、昔は、1階部分は家畜を運んでいたようです。
食堂とバーの車両
調理をする場所です。
バーもあります。
メニューです。
2階は、食堂です。
各テーブルにもコンセントがついています。
このツアーでは、無料で紅茶とチョコレートが提供されました。
女性の座席を見ると分かりますが、椅子の角度を変えられるようになっています。
チョコレートは、チュヴァシ共和国のチェボクサールで作っているようです。
棚もあります。
2階からの眺めです。
椅子は好きな角度に変えることができます。
1階の調理場からエレベーターで料理が運ばれてきます。
友だちのスマホは対応していて、ここにスマホを置くだけで、充電が始まりました。
私のスマホは対応していない機種で充電できませんでした。
出口
出口の扉です。
紅茶のカップの衣装を着たお兄さんもいました。
車両
この新型車両の展示を見て、寝台列車に乗って行きたい街が増えました。
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