幽霊飼育日記 2025.2.24
先ほど、ようやく子幽霊の料理が完了した。
昨日から続く謎の料理。
結局、今日は途中でキムチを買ってきてほしい！と、グランメゾンのキムタク風に、キャベツの千切りを千切りしながら言われたので、セコマのホタテキムチを買ってきた。子幽霊はキムチ鍋の素でキムチを煮込み始めた。二日間千切りされ続けたキャベツは、昨日夜時点では液体のようになっており、今日は、さらに泡立ってメレンゲみたいになっていた。子幽霊は、しばらくするとキムチ鍋で煮込んだキムチを取り出し、水洗いして、解凍した牛乳に1時間ほど浸し、再びキムチを取り出して水洗いしていた。さすがにこれに付き合っていると、私の体力がもたないので、セコマの128円やきそばを食べながら、イロモネアを見て、ジョニクロのハイボールを飲んで、仮眠した。
しばらくすると起こされたので、リビングに行くと、テーブルの上にクローシュ（銀の半円の蓋のやつ）が配膳されていた。開けろ開けろと催促されるので、蓋を開けてみると、皿の上に置かれた、なんと、子幽霊の創作超人「珍味マン」のキン消しがあった。
どうやら、食べ物ではなかったようだ。
そしてキン消しも消しゴムではないようだ。
子幽霊は、満足げに「お疲れーっす」といって、
自室に戻って、寝てしまった。
洗い物は、私の仕事らしい。
頑固な汚れ物しか残ってない…。
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