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■静岡での少しばかりの街歩き(後編:静岡県庁・市役所と新静岡駅)

先日仕事で訪れた静岡駅付近を少しの時間歩いた街歩き。前回は駿府城跡を歩きました。今川義元・徳川家康の居城だった有名なお城が廃城になり、明治時代以降は軍隊施設となり、戦後は公共施設と公園となっていた場所を歩きました。(前回の記事はこちら)

今回はその続き。静岡のシンボルとも言える建築物などを観て歩きましたので、その模様をお伝えします。

■駿府城跡から、静岡県庁を目指す

静岡県庁は、駿府城の中堀と外堀の間にあります。駿府城は、元々内堀、中堀、外堀がありましたが、中堀は陸軍施設ができた際に埋め立てられ、外堀も多くの部分が埋められてしまいました。

駿府城の中堀跡です。
今昔マップで見る、戦前と現在の静岡城跡付近。
昔から県庁は城跡の敷地にあったのですね。

さて、静岡県庁を目指してみましょう。

お城の外堀の中にある、県庁舎。
そしてその真ん中にあるのが、静岡県庁本館。
昭和12年(1937年)完成の建物。コンクリート製の建物に瓦屋根を乗せた、
「帝冠様式」とよばれる建物です。

帝冠様式とは、戦前の建築様式で、西洋式のコンクリート構造物に和風の瓦を乗せている和洋折衷の様式なのだそうです。設計は、懸賞設計で選ばれた、泰井武さんの案を中村與資平さんが実施設計をしたものです。

登録有形文化財に指定されています。
いまだに現役の県庁舎として使われています。

■県庁の向かいにある、静岡市庁舎

県庁の向かいに、もう一つレトロな建物があります。
こちらが、静岡市役所の本館です。
市役所前には、「静岡の由来」を示す石碑が。
徳川時代になされた、安部川の治水事業の説明も。
庁舎のことが描かれたマンホールもありました。
静岡市役所 とかかれた荘厳な雰囲気の玄関。昭和9年(1934年)の作品。
少しばかり中に入ってみました。
現役市庁舎ですが、とても素敵な玄関でした。
入口のドアです。
市役所の建つ場所は、かつて「駿府町奉行所」があったそうです。
本館の隣には、立派な市役所と葵区役所の庁舎が。

■新静岡駅へ

さて、市役所を訪れた帰り道に、静岡鉄道の新静岡駅を目指してみます。

市役所からは、地下道とビル内の地下通路を経由してアクセスできます。
新静岡と新清水を結ぶ、静岡鉄道。
地方私鉄の中では、抜群の街中を走る電車のイメージです。
電車に乗りたかったですが、時間が無いので断念。
駅のすぐ横の、鷹匠第一踏切を見学。
結構な頻度で走る、しずてつの電車。
清水から到着した電車。
それと交代に、清水に向けて出発する電車です。
駅前には、バスターミナルも併設されています。
バスターミナルと駅を併設する商業施設。
静岡の街の一つの拠点と言っていい場所です。
少しばかりの静岡駅前街歩き、でした。
短い時間ですが、お疲れ様会を開きました(笑)。

■終わりに

仕事で訪れた静岡駅前を少しの時間でしたが歩きました。駿府城跡に静岡県庁、静岡市役所の古い建物、そして静岡鉄道の都市型の電車。ある意味独特の雰囲気を持つ静岡市街ですが、なかなか魅力的な場所でもあると改めて感じました。

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