★横浜・神奈川まちあるき★②神奈川宿周辺を歩く
JR東神奈川駅を起点に、横浜の神奈川周辺を歩いた街歩き。初回は臨港部を歩きました。東海道の宿場町の面影とは全く異なりますが、とても魅力的な場所をいくつも見つけることができました。
(前回の記事はこちら)
今回は、旧東海道の宿場町周辺を歩くこととしたいと思います。
臨港部から旧街道に戻ると、そこには急に昔の面影を残す並木道が出現します。
古い町並みとともに建ち並ぶ、比較的新しいビル。そんなビルも、旧街道の雰囲気を壊さないようにするためなのか、タイルで装飾を施したり、思い思いのおしゃれを楽しんでいるようです。
旧街道の宿場町があったためか、クネクネしている道の周りにお寺が建ち並びます。
こちらは、熊野神社。さらに歩くと・・、
復元された高札場があり、宿場町であったことを物語っています。
ここは、幕末の開国を迎えた際、外国人がお寺などを拠点に活動していた痕跡が残ります。
滝の川に来ました。少し山側に歩いてみたいと思います。
京急線が上を通るガード、空頭が無いので、橋の桁高を抑えた構造になっています。「3.2m」の高さ制限が見えます。
JR線と京急線のガードを眺めます。道路の空頭が足りないので、構造的にも桁高を抑える工夫がみられる橋です。
国道15号まで来ました。ここから上流は、滝の川は暗渠となっています。国道15号の対岸は、川の代わりに、「横浜銀行アイスアリーナ」があります。ここは、先日の北京五輪でメダリストとなった、鍵山優真選手の練習拠点だった場所です。なかなか秀逸な記事があるので紹介します。対岸には行きませんでしたが、高欄には昭和初期の復興局が作ったという銘板があるようです。
滝の川には、いくつか橋が架かっています。美しいと思ったのがこの土橋。後から知りましたが、これも戦災復興事業で架けられた橋です。ずいぶん立派な橋ですね。
このあたりはお寺が建ち並びますが、開国直後は各国の領事館が寺に事務所を置いた形だったようで、各国領事館の名前が並びます。こういうことを調べながら、どうしてここを選んだのかな?などと考えると楽しくなります。
近くにJRの線路を越える陸橋がありました。眺めていると、定期運転を退いた185系電車が見られました。
京急線の踏切。高速で通過する電車が間近で見られる場所でした。なかなかの迫力。
東海道の近くには、見どころたっぷりの場所がいくつかありました。
旧東海道周りの興味深い場所をいくつか眺めて街道沿いを歩くと、京急神奈川駅に着きます。その名前の通り、元々は神奈川宿の最寄り駅だったようです。
青木橋に着きました。国道1号の交差点が線路を跨いだ対岸にあります。
昔の官営鉄道の神奈川駅跡。今は跡形もありませんが、ここに明治時代から駅がありました。
今回は、青木橋まで。次回は、旧東海道を西に向かいます。
【終わりに】
神奈川宿周辺の旧街道沿いを歩きました。開国時代にはたくさんの外国人がにわかに訪れていて、各国の領事館としてお寺が当てられていることなどをみても、なかなか興味深いと思います。そのほか、小さな河川・滝の川に、戦災復興で架け替えられた橋もありました。歴史も味わえるウォーキング、まだまだ続きます。
(続きはこちら)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?