
【旅の記憶】2019年11月 九州の思い出(第4日:軍艦島から佐世保→小値賀島へ)
(前日の旅 天草→島原→長崎 はこちら)
7日間の旅の折り返し点を過ぎ、この日は長崎から、世界遺産である軍艦島を巡るクルーズに乗船します。その前に、少し朝のお散歩。
長崎県庁の近く。建て替え工事が進んでいる様子でした。「南蛮船来航の波止場跡」の石碑がありました。「長崎」という地名の語源は、この県庁がある細長い半島の先端にある場所という意味のようです。つまり、ここが長崎という語源のルーツということでしょうか。今は埋め立ても進み、陸上にありますが。
江戸時代の外国との玄関口、出島。学生時代に訪れた時はあまり何もなかった記憶がありますが、今はずいぶん立派な施設が復元された感があります。
出島表門橋。最近整備された美しい橋です。出島側に荷重をかけたくないために、手前側から張り出す形の構造となっている珍しい橋です。
昔の石垣が発掘されたものを保存している場所もあります。右側のビルが建っている場所は、埋め立て地で、昔はこれが護岸でした。
軍艦島へ行くクルーズ船に乗ります。晴れているので気持ちの良い日でした。このクルーズ、平日でも予約が取りづらい状況でした。団体さんも含めてたくさんの人が乗船していました。
三菱重工の造船所を眺めながらクルーズ船が進んでいきます。真ん中左に映っているカンチレバークレーンは、世界遺産に指定されています。現役工場施設が世界遺産になっているのは、すごいことです。
長崎港の入口にあるシンボル的な橋、女神大橋。下から眺めるのは非常に美しかったです。
三菱重工香焼工場。巨大なクレーンが並んでいます。なかなか見ることのできない壮大な風景です。
伊王島大橋の下をくぐります。
船は高島に一時寄港。ここで軍艦島(端島)の説明を受けます。高島もかつては炭鉱で栄えた島です。
立派な岩崎弥太郎の銅像が建っていました。
いざ、軍艦島へ。残念ながら、少し前に直撃した台風の影響で、護岸が破壊されてしまったため、上陸することはできませんでしたが、近い距離からぐるりと1周まわりました。
廃墟が丘の上にずらりと並ぶ姿は圧巻でした。少しずつ崩れて自然の姿に戻ろうとしているようです。
沖から見た軍艦島。このアングルから見ると、本当に軍艦のように見えるため、ニックネームが付いたとのことです。
美しい長崎港の風景を眺めるだけでも最高です。このクルーズ、人気があることがよくわかりました。
長崎からJRのシーサイドライナーに乗って、佐世保へ移動。
諫早駅は、新幹線の駅を作る工事が進行中でした。
大村湾の穏やかな海を車窓に見ながら進みます。
佐世保駅に到着。
佐世保市内で、名物佐世保バーガーをいただきました。なかなかヘルシーでボリューム感のあるおいしいバーガーでした。
佐世保市内の商店街を少し散策。規模の大きなアーケード街がありました。
商店街で、佐世保バーガーボーイ、させぼのぼんこちゃんのコンビに遭遇。
商店街の路地裏にある、佐世保中央駅から、佐世保駅まで、第3セクター、松浦鉄道のプチ旅を経験。
たった1駅、歩いても遠くない距離のプチ旅でしたが、かわいい列車に乗れました(笑)。
佐世保港から小値賀島へ高速船シークイーン号で渡ります。
結構派手に揺れましたが(笑)、五島列島・小値賀島に向けて船は進みます。
小値賀港のターミナルに到着。小値賀島では民宿にお世話になりました。
出てくるお魚などはどれも美味しいものばかりでした。同宿者がいましたが、同宿者は島の松林のマツクイムシの調査に来ていた業者さんでした。島の名所の松原にも、大きな被害が出ているようで、それをどう食い止めるかの調査に来ているとのこと。お酒を飲みながらの離島でのマツクイムシ談義に花が咲きました(笑)。
【終わりに】
軍艦島のクルーズに、佐世保バーガーを満喫し、五島列島・小値賀島にやってきました。離島での温かいおもてなし、すごく良い気分になりました。
旅の後半は、五島列島を巡る旅になります。