＜新宿駅からぶらり街歩き＞⑥そして、再び新宿追分へ
前回までの探索で、新宿西口から始まって、駅の東側、南側、西側を歩いてきた街歩き。友人と2人で歩き回り、ちょっぴりマニアックで味わい深い場所を一日歩き回って、とても充実した一日でした。後日訪れた場所も少し交えながら、新宿西口・東口周辺を紹介します。
（前回はこちら）
■西新宿といえば、成子天神
成子天神前の青梅街道
淀橋から新宿西口までは、新宿の主役である、青梅街道が通っています。実は友人と一緒に歩いた先日は、淀橋付近に来た頃には少し歩き疲れていたのと、ラーメン食べたい！という気持ちに押されて、西新宿の立ち寄りスポットを素通りしてしまっていました(笑)。後日職場の昼休みを利用して歩いた様子を撮影しています。
西新宿で見どころと言えば、ずばり成子天神の参道です。
成子天神は、最近境内にマンションが建ちました。社殿が新しくなっているのは、マンションが建った時に新しくなったからです。街中らしい神社再生の風景です。
建物は新しくても、古い狛犬がありました。
境内には、富士塚があります。大正時代に小山に溶岩を配して作った富士塚。この界隈では何か所かあるようですが、最も新しく作られたものだとか。意外とスリリングな登山が楽しめます。
高層ビル街と富士塚。何とも不思議な組み合わせですが、この街中に富士塚が残っているということも、また興味深いことだと思います。
■寺社と再開発ビル
お隣の成子坂の再開発ビルの一角も、お寺が入居しています。再開発ビルにお寺が取り込まれているのも、大都会ならではかもしれません。
ちなみに、この新宿グリーンタワーも・・・、
浄風寺というお寺があります。なんと中庭には・・・、
梵鐘があります。なかなか面白いビルです(笑)。
ということで、西新宿の再開発ビルには、なぜか寺社仏閣が同居していることが多いということをご紹介しました。
■ラーメンを食す
いよいよ友人のおすすめの、西新宿で新たに開店した、「麺屋 翔 みそ処」というラーメン店へ。行列ができる人気店でした。
たくさん歩いた後に、美味しい味噌ラーメンを食するのは、本当にさいこうでした！
■いよいよクライマックス、再び東口へ
青梅街道は、少し左にカーブして、大ガードを越えて靖国通りにつながりますが、昔の街道はまっすぐ脇の路地に入ります。
旧青梅街道です。小田急ハルクの裏側の飲食店が少し集まるエリアを通ります。
新宿駅東口に戻ってきました。歩き始めた朝の時間帯は、あまり人がいませんでしたが、午後になって人出が増えました。
東口と言えば、アルタ前ですが、笑っていいともをやっていた頃は、アルタは誰でも知っているスポットだったのですが、今では少し影が薄くなったのでしょうか？駅前の目印のようなスポットであることは変わりませんが。
新宿通りは歩行者天国が開催されていて、いつもとは違った雰囲気でした。
歩行者天国では、道路の標識もすごく新鮮に感じてしまいます。
この日一日、とてもお世話になりました。マニアックな散歩を歩き回り、とても楽しかったです。
締めくくりは、追分だんご。新宿という町は、甲州街道と青梅街道が分岐する追分を起点に発展しました。江戸から最初の宿場町。おだんご屋さんでお土産を購入(笑)。
■おまけ ～東口広場付近を少し散策～
帰り道に眺めた、東口の地下駐車場の換気塔。なかなか面白い形をしています。
新宿東口の、みんなの泉。明治時代に設置された、水飲み場で、馬、犬猫、人が水を飲むことができるという工芸品です。気づく人は少数かもしれませんが、駅前広場の中にあります。
■終わりに
1日歩き回った新宿の街歩き、とても楽しかったです。新宿という町は、古くからの寺社や水路の跡、踏切に残る古い地名、昔の工場の名残、暗渠の跡、古い景勝地の池の跡、再開発された神社の横に残る富士塚など、実に不思議なものがたくさん残る場所です。何気なく歩いていると見落としがちですが、少しじっくり時間をかけて歩くと、たくさんの発見があると思います。疲れた体に食べるおいしいラーメンも最高でした。