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■丹沢・大山を歩く■⑤参道を歩く楽しみ
前回までで、大山阿夫利神社まで男坂を通って登り、女坂を通って大山寺を経由し、下山してきました。普段は街歩きをしているので、アップダウンはあってもそんなに勾配のきつい坂道などは歩きませんが、今回は今までの10倍激しい山道を歩いた感じで(笑)、いい運動になりました。
(前回の記事はこちら)
実は今回の歩行、本来の主役は大山阿夫利神社、ではなくて、この大山の町と参道だと思っていました。各地からつながる大山街道や大山道という名前に惹かれて、その先に何があるか見たかったからです。ただし、大山の町を散策するためには、その先にある大山阿夫利神社がどんなものかを見ておかないと、その意味が分からないと思ったので、先に上の神社を目指した、というところでした(笑)。
急な坂道のアップダウンで、少し体は疲れていますが、下り坂を歩くだけなので、気楽に大山の町を歩いて見ることにしましょう。
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こま参道は、大山に訪れる大多数の人が通る道なので、メジャーですが、その参道から脇道を歩き、鈴川を渡ったところにある、茶湯寺。ひっそりしていますが、お地蔵さんがたくさんいる、神秘的な場所でした。
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こま参道の下からは、メインルートを外れ、鈴川の向かい側のとうふ参道を歩きます。こちらは、千代見橋。昭和8年と高欄には書いてありますが、それ以外は新しいです。高欄だけ取り換えたのか、古い橋の親柱だけ使ったののでしょうか。
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とうふ参道は、狭い路地に大山講者が寝泊まりする旅館や、とうふ料理を食べられるお店が並びます。石の塀が印象的です。石には、寄進者の名前が記されていることが多いです。
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とうふ参道、楽しすぎる細道の路地です。並行するメインルートは、駐車場やバス停があり、車が行き交う道ですが、こちらは車通りも人通りもまばらです。
とうふ参道から何やら不思議な分岐する道が。水路が鈴川に注ぐような道に見えますが、人も歩けそうです。行ってみましょう。
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バス道路をアンダーパスした先に、何と鈴川を渡る橋が出現!これは昔の参道なのでしょうか。
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橋が渡れないので、Uターン。道路は急坂なので、階段が取り付いています。
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この人道橋、バス道路ができる前までは参道のメインルートだったのでしょうか。バス道路を作る時にも、無理矢理アンダーパスを設けて残していることからも、そんな感じがしてなりません。
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良辨滝。行者が水行を行う場所です。ここにも大山の山岳信仰の匂いがします。今はあまり水量がありません。
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良辨滝から、一旦バス道路に戻ります。
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バス道路沿いにも、石碑が残されています。江戸の火消しの模様の入った石碑が多いです。これは、大正15年の関東大震災後に再建された石碑。
大正12年9月1日に発生した関東大震災で、大山地域は多数の土砂崩れが発生し、渓流を埋め尽くしていたようです。その2週間後の9月15日の大雨で決壊した土砂ダムが一挙に大山地区に山津波となって押し寄せ、大山地区は一瞬で壊滅的な被害をもたらしたようです。石碑を見ていると、そういう歴史も感じることができます。
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愛宕橋から旧参道を歩きます。
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愛宕滝。ここも山に登る人が水でお清めをする場所で、みそぎの滝と呼ばれていたそうです。
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先導師旅館。講の文化は今でも続いているようです。
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合資会社 宮地鐵工所の名前の書かれた石碑を発見。宮地英治郎は、今の橋梁メーカーの宮地エンジニアリングの創始者です。関東大震災後に合資会社になったとされています。当時は砂町に工場がある町工場のようなかんじだったのでしょうか。震災後ということは、山津波で被害が出た大山の町をいろいろな講元がお金を出し合って再興したことなども想像できます。
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街中で、トトロのバス停を見つけました。大山寺を越えて、七国山まで登るように書いてあります。本当にバス停?と思ってちょっと騙されました(笑)。
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旧参道にある、大山阿夫利神社の社務所。
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ある意味、ここが大山の町の中心だったようです。
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旧参道にある、大山こまを製造販売しているお店。残念ながらお休みでした。
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旧参道、なかなか味わい深いです。社務所があったところは、全山を支配する旧八大坊別当なるものがあったところのようです。
今回はここまで。次回はもう少し夕暮れの大山道を下っていきたいと思います。
(続きはこちら)
【終わりに】
大山の下の町を歩く街歩き。山の上も楽しいですが、こちらもまた大変興味深い場所がたくさんあり、眺めるだけで時間が過ぎていくほど、見どころ満載です。また改めてじっくり再訪したいと思いました。