□ドボクスキー 台湾を行く□④台湾土木遺産を巡る(前編:烏山頭・台南水道へ)
日本の土木学会と台湾をはじめとする海外の土木学会との交流を目的とする会合等に出席するために台湾を訪問しました。前回までで、台北市内を回り、行事関係などを無事に終えることができました。(前回の記事はこちら)
台湾訪問の後半戦は、自分の目で自ら土木遺産を回り、その魅力を伝えるというミッション。それを実現すべく、台湾各地を巡りましたので、その模様をお伝えしたいと思います。
■台北から嘉義に向かう
■阿里山森林鉄道の北門駅
その翌日、市内にある阿里山森林鉄道のかつての始発駅である、北門駅を訪れました。
■嘉義市内を行く
■烏山頭ダムへ
嘉義市内から車を走らせ、烏山頭ダムへ。ここは戦前に活躍した日本の土木技師、八田與一さんが生涯を捧げた現場です。
■旧・台南水道を歩く
次に訪れたのは、旧・台南水道です。戦前の台湾の各都市の近代上水道を建設するのに尽力した土木技師、浜野弥四郎氏が活躍した土木施設です。
浜野弥四郎さんは、戦前の台湾各都市の近代上水道を整備することに尽力しました。やはりものすごい偉業を達成されたのだ、と現地に訪れて心動かされるものがありました。
■終わりに
嘉義市内や、烏山頭ダム、旧台南水道など、とても興味深い土木遺産を巡りました。どの施設にも、歴史的構造物があり、それを一部うまく保存・活用しようという動きがあることがわかりました。戦前にこれらの構造物が作られ、それらの一部が残っているのは、何とも言えず素晴らしいものだと思います。
次回は、台湾の南のほうの、高雄や屛東方面をご案内します。