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◆八王子街歩き◆①:子安神社付近を歩く

先日、所用があり、JR八王子駅前に行くことがありました。その際に八王子駅を起点に街歩きを楽しみましたので、その模様をお伝えしたいと思います。八王子市民ですが、実はあまり馴染みのない場所が多いです。今回は、まず京王八王子駅近くを歩くところから始めたいと思います。

今昔マップで見る、八王子駅・京王八王子駅周辺。
子安神社(甲州街道のすぐ南側)は、100年前の市街地の東縁部だったのですね。
市街地の東側の明神町付近は、水車のある田園地帯だったようです。
最初に訪れたのは、東京たま未来メッセ。
八王子で新しくできた見本市会場です。
この日は「八王子ものづくりEXPO」を開催していました。
まだ開館前なので様子だけみて退散しました。
たま未来メッセの建物は、東西に長いのが特徴。
明治時代の初代・八王子駅の跡地だったようです。


京王八王子駅。駅ビルの地下に駅があります。
京王八王子駅のほど近くにある、子安神社。
境内は、沢山の参拝客を迎える準備ができている感じです。
湧水が豊富な境内。八王子は浅川の豊富な伏流水に恵まれた町なのです。
八王子の湧水のうち、「大明神の湧水」とよばれたこの湧水です。
湧水を底抜け柄杓で汲めば安産できる、だとか。
八王子らしい句碑が建っています。
子安神社の隣は、福傳寺があります。

子安神社付近から、甲州街道の方向に歩いてみましょう。

甲州街道に向けて北に歩くと、ビルのロゴが「京王」マーク。
実は、このビルが、昔の「東八王子駅」の跡地なのです。
昭和初期の頃の八王子の地図。東八王子駅が甲州街道前にあります。
「女学校」は、今の南多摩中等教育学校です。
高尾に向かう短命に終わった路面電車が描かれています。
地図の「東八王子駅」のあった甲州街道が、ここです。
左前のブロック塀の裏が、子安神社です。
東八王子駅の跡地のビルから、京王八王子駅を見たところ。
昔はこの方向に京王線の電車が走っていました。
そのビルの南隣に、今も京王八王子駅の出入口が残ります。
昔の線路敷地の地下に駅を作ったのですね。

街歩きをしている際は、あまり公共交通機関は使わないことが多いですが、今回は目的地に早くたどり着きたいので、京王線に乗ってみようと思います。地下の駅に向かうことにしました。

いざ、地下の京王八王子駅へ。
コンパクトな頭端式のターミナル駅。
発車を待つ京王ライナー。土曜日の朝の上り列車は
始発駅からは乗客まばらでした。
ホーム端から北野駅方向を見たところ。
すぐに地上に出る構造になっています。
朝の急行 新宿行き。急行は本数が少ない気がするので、
結構貴重なのかもしれませんね。
この急行に、京王八王子駅から、北野駅まで1駅乗ります。
ほどなく地上に出ました。
JR中央線と立体交差。この辺りは鉄道が密集しているエリアです。
以前の探索で歩きました。
すぐに北野駅の高架に差し掛かります。
高尾線と合流する駅が見えてきました。あっという間の一駅の移動。
北野駅に到着。隣は高尾線からの各駅停車と接続します。
北野駅に到着。ここから新たな散策が始まります。

■終わりに

朝の八王子駅近くを歩きました。子安神社を含め、八王子の町は湧水が豊富なのだということを改めて知りました。京王八王子駅は、とてもコンパクトな地下駅。同じ八王子市民でも、多摩ニュータウンの住民にとっては新鮮な風景でした。

次回は北野駅から散策を再開します。どんな風景が現れるか、お楽しみに。

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