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●近江ガチャコンの旅(その4:高宮駅と多賀大社前駅へ~GWプチ旅②)

帰省先の滋賀県内をスタートした、近江鉄道の日帰りプチ旅。前回は、非常に立派なヴォーリズさんの建築の、豊郷小学校旧校舎を訪ねました。このプチ旅、1時間毎の電車を乗り過ごすと急にフットワークが悪くなるので、1時間限定の途中下車を楽しむスタイルになっていて、それが楽しくもあり、慌ただしくもある感じです(笑)。(前回の記事はこちら)

今回は、その1時間の中で、近江鉄道が目指す一つの主要目的地である、多賀大社を目指したかったのですが・・。多賀大社へ行く電車が分岐する高宮駅での接続が今一つ良くなくて、多賀大社前駅では折り返しの電車に乗って戻らないと、後のスケジュールが厳しい、という状況となり、多賀大社前に行く電車に乗り換えるまでの時間に高宮駅付近を散策し、多賀大社前駅に着いたら、駅付近を散策するという、とても強行軍な途中下車の旅を敢行することになりました。

■今昔マップで、高宮駅付近を確認

高宮駅付近の今昔。中山道の高宮宿として栄えた町です。
最近では、新幹線の向こう側にブリヂストンなどの工場が立地しています。

この町は、古くから多賀大社への玄関口として、中山道の高宮宿から参道が分岐していました。今でも、近江鉄道の本線と多賀線が分岐する場所になっています。

■高宮駅に向かう

まずは前回訪れた豊郷駅から。
豊郷小学校で開かれていた、アニメイベントのファンの方が多そうな駅。
高宮駅に到着。多賀大社方面に行き来する人はそこそこ多そうです。
構内踏切を渡り、八日市方面と多賀大社方面のホームにアクセスする構造です。
かなりレトロな駅で、分岐する多賀線ホームは本線から少し離れたホームに停車中。

■高宮駅周辺を散策

高宮駅。分岐駅でもあり、結構人の利用も多いです。
彦根市のマンホール。市章がちりばめられたデザインです。
少し歩くと、旧中山道の高宮宿に着きます。
趣のある宿場町です。


高宮神社という立派な神社もあります。
時間が無いので、鳥居前から拝むだけで先に進みました。
昔の宿場の雰囲気を残す、座・楽庵。
そして、見えてきたのが大鳥居。中山道からもかなり目立つ存在感です。
とても大きな大鳥居がありました。
旧中山道に建つ、多賀大社の大鳥居です。
江戸時代初期に建造されたもので、県の登録有形文化財に指定されています。
こちらは常夜灯。なかなか立派なものです。
多賀大社の参道に、さりげなくとびだしとび太くん。
多賀大社参道と近江鉄道本線が交わる踏切。
「多賀街道踏切」という名前が付いています。
多賀川橋梁と言う名前の橋のようです。結構古そう。
まっすぐ行くと多賀大社に向かっていきますが、
高宮駅に戻らなければ・・。
高宮駅の裏側へ。広い構内は、貨物側線があったようです。
高宮6号踏切。
踏切を抜けると、かなり高さの低いガードを通過。
本当に頭を打ってしまうほど低かったです。
そして多賀線の電車(3番線)に行きます。
彦根方面から電車が到着してから出発です。

■多賀大社前駅へ

多賀大社前駅への支線の旅、出発です。わずか2駅の支線です。

多賀大社前駅付近を今昔マップで。
1920年代と街の大きさは変わっていません。

多賀大社前駅(昔は多賀駅でした)は、古くから多賀大社の門前にある駅として栄えました。今では、名神高速道路の多賀SAや、国道307号、306号などもできたようで、アクセス方法は変わってきているようです。

多賀大社前駅に到着。
駅前にも立派な鳥居が。ある意味中山道からこちらに
参拝の玄関口は変化してきたのでしょうね。
多賀大社前駅の駅舎。立派な駅はコミュニティハウスを併設しています。
多賀町のマンホール。
多賀大社の参道にとびだしてきた、かわいい子(笑)。
沢山マンホールが並びますが、真ん中は、「消雪」用のマンホールのようです。
多賀大社まで近い場所までは行きましたが、折り返し電車の
時間がないため、折り返します。名神高速道路の多賀SAから来る人もいるようです。
再び高宮行き電車で折り返します。
お隣の駅は、「スクリーン」駅。
後ろの建物が、大日本スクリーンという会社の工場です。
高宮駅に帰着。構内踏切を渡り、彦根方面への電車を待ちます。
電車が来ました。最初に乗ったものに再会したようです(笑)。
彦根駅に到着。今回のプチ旅はここまで。

■終わりに

近江ガチャコンと呼ばれる、近江鉄道の旅。スマイルチケットと呼ばれる、900円の一日乗車券は、とてもお得感がある1枚です。彦根駅からJRの新快速に乗ると、驚くくらいのスピードで走っていましたが、近江鉄道はとてものどかなスピードでガチャコンと言いながら走っている感じでした。

高宮宿と多賀大社。あまり時間が無い散策でしたが、元々の中山道の宿場町と、神社前の門前町、とても楽しそうな場所でした。

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