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<東京の水辺をめぐる>②運河をめぐる舟遊び(前編:朝潮運河と芝浦付近を行く)

11月13日に、東京湾の運河をめぐるツアーに参加してきました。前回は乗船前に越中島駅周辺の街歩きをした模様を紹介しました。今回はいよいよ乗船して船からの水辺散歩の模様をお伝えします。(前回の記事はこちら)

■今回紹介する水上さんぽエリア

今回乗船したツアーは、こちらです。みづはさんの船に乗り、マツさんこと松永さんのご案内で、越中島から京浜運河を目指すプチ船旅です。「関東大震災からの復興100周年ということがテーマでした。

今回は、右上の「相生橋」のそばの越中島から、月島と晴海の間の「朝潮運河」
を通り、日の出ふ頭を眺めながら浜崎橋JCTのところに入り、また運河へ。
こちらが、相生橋です。奥に見えるのが、豊洲のビル群。
今回の航行ルートを説明していただきます。
正面にいらっしゃるのが、案内人のマツさんです。
早速、朝潮運河に入る水門に向かいます。
こちらは、朝潮橋。
朝潮運河は、月島と晴海の間の広い運河。
こちらは、晴月橋。晴海と月島を結ぶ橋、と言う意味でしょうか。
トラス構造の水管橋があります。
こちらは、晴海トリトンスクエア。
ビルの間の渡り廊下のようなものは、実際は渡れない(制震構造のためのもの)そうです。
左側は、晴海地区。オリンピックの選手村があったあたりでしょうか。
こちらは、中央清掃工場。
朝潮運河の北側に、大きな船が。
東京海洋大学の練習船、汐路丸だそうです。
朝潮運河の終端付近。波が荒くなってきました。
臨港消防署の船が見えます。
船体から推定ですが、大型消防救助艇「おおえど」ですかね?
一瞬海にでました。奥にレインボーブリッジ。
風が強いので、運河に再び向かいます。この開放感、素敵です。
竹芝・日ノ出桟橋方面に向かいます。
日ノ出桟橋を横目に。ここは東京の島しょ部の玄関口であり、
隅田川の水上バスの発着拠点でもある場所です。
再び今昔マップ登場。竹芝・日ノ出桟橋は、昔は浜松町駅から引き込み線がありました。
今はそのルートに「ゆりかもめ」が走ります。
ゆりかもめが通過。ここは、古川(渋谷川)の河口に当たる場所です。
ゆりかもめが通過。
浜崎橋JCT。やっぱ萌える~、とか勝手に思ってる土木屋さん(笑)。
こうやって見ると、運河の上は首都高さん大活躍。
東芝浦橋。ここから芝浦運河を品川方面に進みます。
運河は波が穏やかです。
芝浦運河の風景。なかなか絵になります。
古い倉庫に横付けできる運河です。
本のご紹介などで熱弁をふるう、マツさんと、
この「みづは」の船をご夫婦で運営されている、佐藤美穂さんです。
ご主人は、船長さん。
芝浦のタワーマンションと運河の風景を横切る東京モノレール。
なかなか絵になりますね。

東京モノレールは、1964年の東京オリンピックの年に開業しました。わずか1年足らずの期間で出来上がったインフラです。こうして見ていてもわかる通り、運河などの公共用地を縫うように走っています。首都高と同様に、交通インフラと鉄道や道路インフラの拡大の歴史は運河とともにあります。この記事がなかなか秀逸でした。

次に見えてきたのは、新幹線の回送線と、東海道貨物線(休止中)の線路。
これも何となく運河沿いを走っていますね。
そして、出ました。何とも不思議な橋梁、芝浦併用橋。

船は、高輪ゲートウェイ駅近くにある、芝浦併用橋に寄り道。この橋は、下に道路が通っていて、上に新幹線と貨物線が通り、運河も船が通るので、鉄道の橋脚が立てられず、やむなく道路の橋を頑丈なトラス橋にして、その上に2つの鉄道の橋を乗せたという超レアな橋なのです。以前こちらの街歩きの際に、地上から訪れてびっくりした記憶があります。この付近、土木街歩きをする人にとっては聖地のような場所です(笑)。

とても珍しい構造なので、しばしいろんな角度から写真を撮りまくっています(笑)。

普通のトラス橋よりも明らかにゴツイ形をして、しかも剛結合にしているところがミソです。
新幹線の橋(左)よりも貨物線(右)のほうが低いことも特徴。
新幹線の橋脚の左端は、ちょっとトラスからはみ出ちゃっていますね(笑)。
トラスト鉄道の桁の結合部を下から。こんなアングルは船からしか撮れません。
貨物線の橋は低いので、トラスは橋げたに食べられているみたい(笑)。
逆に新幹線の橋は高いので下駄をはいた形です。
高さの違う2つの線路が、北側の敷地に消えていきます。
左の仮囲いは、高輪ゲートウェイ駅前の再開発地区です。

船はこの橋を眺めて、もう少し南の、品川から京浜運河を目指して引き続き航行します。(後編に続く)

■終わりに

越中島からスタートした運河の舟遊び、船上散歩とマツさんとの解説・おしゃべりを楽しみながら、水上から見られるレアな風景をたくさん鑑賞することができました。後編もなかなか楽しいものが見られましたので、次回ご紹介したいと思います。
(続きは、こちら)


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