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★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑨:ガリンコ号に乗ってきました

北海道旅行の後半戦のメインイベント、オホーツク海・紋別に流氷を見に来ました。紋別で流氷といえば、「ガリンコ号」という砕氷船。冬の北海道観光の一つの名物とも言うべき、その船に乗ってきました。その前日は、流氷科学館で、流氷のことや、砕氷船の仕組みを学びました。(前回の記事はこちら)

【第8日(2/9)】

①ガリンコ号Ⅲ IMERUに乗船

ホテルの窓から見える、紋別の朝の海。
うっすらと流氷が見えています。
今日の流氷に、期待しましょう。
そして、ガリンコ号のターミナルへ。既に多数の方の行列ができていました。

さて、朝のガリンコ号に乗船です。海外からの観光客や、某大手旅行会社の団体ツアーさん、小学生と思われる修学旅行団体さんなどとご一緒です。

ガリンコ号に乗船。
やっぱり流氷見るなら外かな、と思いましたが、
マイナス7℃くらいで、とにかく寒さに耐えています(笑)。
愉快に手を振ってくださる、スタッフさん。
流氷が岸壁に押し寄せているので、出港するのが一苦労です。
少しずつ氷の塊をかき分けて出港。
さあ、いよいよ出港です。
隣には、もう1隻の観光砕氷船、ガリンコⅡです。
こちらのほうがちょっと小型ですが、臨場感はあるらしいです。
少しずつ港を後にしようとしています。
港の中に、押し寄せた流氷は流されていきにくいそうです。
操縦席のすぐ横にいるので、操縦状況をちょっぴり視察。
安全運航、ありがとうございます。
そして、ゆっくり時間をかけながら、防波堤の外側へ。
奥に見えるのが、突堤の先にある、オホーツクタワー。
防波堤の外に出ると、操縦席の前に案内してもらえました。
この流氷を砕いていくことが見られる特等席、最高です!
港の少し奥まで行くと、流氷が無いエリアが現れます。
流氷は、風により、日々流されています。ちょっと沖に下がったので、こんなエリアが出現。
といいつつ、港周辺を周遊するだけで、こんな大きな流氷が現れます。

氷を割って進む雄姿は、こちらです。

昨晩紋別の地元で飲んでいた時に教えてもらったことですが、流氷が来ないとただの紋別港周遊クルーズになってしまうし、流氷がビッシリ接岸すると、港付近で氷遊びをするだけ、になってしまうのだとか。今日のように、ちょっと船を進ませるくらいのコンディションが、このクルーズの「一番よい加減」なのでは、と言ってくださいました。ということで、ベストな日に巡り合い、ラッキーだった、ということです(笑)。

自撮りで記念写真。寒いのでそろそろ歩き回ろうとしています(笑)。
船尾から見るのもなかなか面白いもの。
操縦室をもう一度。
暖かい船内でのんびり流氷見学も、なかなか味わい深いです。
1時間強の舟遊び、なかなか楽しかったです。
ターミナル内に、進水式関係の記念品が展示されています。
初代ガリンコ号は、結構寒かったのだそうです。
氷を割って進む写真。こうしてみると、恰好良いですね。
こちら、初代ガリンコ号の、「北海道遺産」への認定証。
ガリンコ号Ⅲ IMERUの進水式の記念品。
何だか誇らしげで、とても良い展示です。
紋別市のマンホールが展示されていました。
そして、ガリンコステーションだけと思っていた建物は、
北大と紋別市の、「オホーツク海洋研究室」なのですね。

②オホーツクタワーを見学

さて、今回はオホーツクタワーの見学セット券を購入したので、オホーツクタワーに立ち寄りました。この施設は、防波堤の突堤の先端にあるので、無料送迎バスがピストン輸送しています。

着きました、オホーツクタワー。
ここの主役は、展望台でもありますが、海中を見学できる施設、です。
紋別っぽいミニ機関車。そしてバックには流氷。
海底見学できるフロアがこちら。
海底は、流氷が来ているからか、あまり光が届かず、
先が見えません(当たり前か・・)。小さなエビは見えました。
ホッケって、こんな魚だったのですね。
なんていうプチ発見もありました。
捕食するクリオネの模型、なんでこんなものがあるかというと・・、
こんな用途に使うためです(笑)。
オホーツクタワーから見た、港方面。
屋根付きの防波堤は、ちょっと珍しい施設です。
屋根付き防波堤を辿って、港まで歩くことができます。
時間がなかったので、バスに乗りましたが(笑)。
雪かきされた、カラーマンホールを発見。

③紋別から、興部に移動

さて、なかなか楽しかったガリンコ号とオホーツクタワーの滞在を後にして、バスで興部(おこっぺ)に移動します。

紋別から、興部・雄武・滝の上に向かうバス。
昔の国鉄名寄本線、興浜南線、渚滑線の代替バスです。
車窓から見える、オホーツク海と流氷。
かつては列車の車窓からも見えたのでしょうね。
たまに見える、名寄本線の廃鉄橋。
バスは興部ターミナルに到着です。
道の駅併設のバスターミナル。旧国鉄興部駅の跡地に建ちます。
列車の車両が展示された場所があるようですが、
残念ながら冬眠中のようです。

どうやらこの車両、「ルゴーサエクスプレス」という名前で、簡易宿泊所として夏季は宿泊もできるようです。

道の駅の中には、かつての興部駅があった時の様子が展示されています。

国鉄名寄本線のお別れの時の写真。
鉄道があった頃の面影。鉄道の歴史=開拓の歴史と言っても良かったと思います。
駅前に、おこっぺんはうすという、おしゃれな飲食店を発見。

お昼ご飯は食べたところだったので、名物の牛丼は食べませんでしたが・・

いちごみるくを頂きました。牛乳も、この町の特産だそうです。

④興部から、西興部へ移動

さて、興部に過ごしていたのは、今日の宿泊地である、西興部村に行くバスへの乗り換え時間を過ごしていたのでした。西興部村は、旧国鉄名寄本線が、興部から内陸に入り、名寄を結んでいたそのルート上にある村です。

名寄行きの、名士バスが到着。乗車人数は、わずかです。
西興部に到着。

西興部村に上陸しました。人はあまりいませんが、おしゃれな建物が多く建つ、とても不思議な温かい空間です。

まだまだ旅は続きますが、今回はここまで。次回は西興部村の魅力をお伝えしたいと思います。

■終わりに

流氷砕氷船のガリンコ号。とても面白い船の旅を楽しめました。流氷をガリガリ割りながら進む船は、とても頼もしく、面白く見えました。オホーツク海に来た流氷、冬の風物詩を満喫できた形です。そこから興部町、西興部村を引き続き旅しています。昔は鉄道が走っていましたが、今は無くなり、バスだけになった場所。活気が無いだけかと思っていましたが、楽しい場所がここにもありました。

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