荒川ロックゲートを訪ねて・・舟遊びへの参戦→街歩き(前編:舟遊び編)
先日、毎年参加することが恒例となっている、マツさんこと松永昭吾さんのガイドによる、「舟遊びみづは」さんの舟に乗る舟遊びに参加してきました。今年のテーマは、「荒川放水路通水100周年」を記念し、荒川と旧中川との間に設置されている閘門である、「荒川ロックゲート」を通行するものです。今回はその模様と、前後に少し歩いたことなどを書きたいと思います。前編は、舟遊びに参加した時の模様について書きます。
■乗船場に向けて・・
今回の乗船場所は、北十間川にある、小梅橋の乗船場です。
北十間川の西側は、隅田川と繋がっています。小梅橋の東側でせき止められた北十間川は、とうきょうスカイツリー駅周辺(東武橋付近)で川が流れていますが、実はそっちのほうが水位が低いです。地盤沈下が進んだ地区なので、川の水位を隅田川と同等に保つことができず、他の水系とは違う水位になっているのです。今回の「荒川ロックゲート」で向かう先の水位と同じなのです。
■さあ、舟に乗ります
■荒川ロックゲートへ
荒川ロックゲート、といっても、なかなかご存じない方も多いと思います。整備している国交省HPの解説を見てみましょう。
■昔の小松川閘門が残る
そして、この番所橋船着き場付近に残るのが・・、
旧・小松川閘門の上部です。小松川閘門は、荒川と中川の放水路の水位差に対応して舟を通すために昭和5年にできた閘門です。こちらは、水運の衰退により廃止されました。荒川ロックゲートは、災害時の輸送路として舟運に再着目したもので、いわば舟運復権の象徴と言っても良い施設なのです。
■というわけで・・
今回も、マツさんの解説で、舟遊びみづはさんの舟に乗り、荒川ロックゲートを通るという、楽しい体験をしてきました。なかなか充実の舟遊びでした。後半戦は、荒川ロックゲートの中にある、小名木川沿いを歩いていますので、そちらをお伝えしますのでお楽しみに。