□東急世田谷線全駅の旅□④◆SG-06:上町駅、SG-07:宮の坂駅
東急世田谷線を三軒茶屋駅から一駅ずつ乗車し、途中下車するプチ鉄旅。いよいよ折り返し点を過ぎ、後半戦に突入しました。各駅はとても個性的で、知らないことばかりで、とても面白い街歩きを楽しめています。今回は上町駅の探索から始めたいと思います。
(前回はこちら)
■上町駅から世田谷城址を目指す
上町駅から城山通りを北側に向かって歩くと、世田谷城址公園にたどり着きます。
世田谷城は、室町時代にこの地を統治していた吉良氏の居城だったようで、北条氏と縁戚関係を結んでいましたが、豊臣秀吉の北条攻めの際に吉良氏は世田谷城から逃れ、このお城は廃城になったようです。その後、江戸時代には彦根藩・井伊家の所領となり、お城の跡地に井伊家の菩提寺である豪徳寺が建っているということです。豪徳寺は、隣の宮の坂駅が最寄り駅なので、改めて訪れます。
■世田谷代官屋敷を目指す
上町駅の南側は、ボロ市通りと呼ばれる、旧大山街道沿いの街並みと代官屋敷が見もののようです。
この地域にあった桜小学校、長い歴史が刻まれているようですね。
世田谷区立桜小学校は、創立143年になる長い歴史を持つ小学校です。校庭に天然記念物の大木がある小学校が都内にあるなんて、なかなか面白いですね。
■宮の坂駅周辺を歩く
続いて、宮の坂駅に1駅移動しました。この駅の駅前にあるのは・・、
■豪徳寺を目指して歩く
宮の坂駅を最寄り駅とするお寺、豪徳寺を目指して歩きます。駅から数分の道のりです。
豪徳寺は、井伊家の菩提寺として栄えたお寺です。境内には・・、
ここは、井伊直弼の墓もありますが、その裏手に「桜田殉難八士之碑」がありました。桜田門外の変で亡くなった藩士達のことも祀られています。この地には歴史が生きている感じがしました。
■終わりに
上町駅と宮の坂駅の近くを散策しました。上町駅の近くには、世田谷城址とボロ市通り、世田谷代官屋敷がある、とても歴史ある場所です。宮の坂駅も、古い世田谷線の車両だけでなく、世田谷八幡宮もありました。豪徳寺まで行くと、この地を統治した吉良氏と、その後に統治した井伊氏の統治時代の痕跡が残っていて、とても印象的な感じがしました。
夕刻の散策、もう少し続きますのでお楽しみに!
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