【西新宿プチ散歩】マンホール越しに眺めた新都心(その2)
前回の探索では、西新宿を中心に、新宿周辺の通信会社のマンホールを歩きました。新電電や外資系の通信会社のマンホールが多くあり、とても印象深い街だと思いました。そういえば、街の画像を取らず、ひたすら下を向き続けてマンホールの写真しか載せてなかったと少し反省(笑)。
(前回はこちら)
今回は、この続きで、自身があまり見かけない(※注:あくまで個人的な見解です(笑))レアなマンホールを探したいと思います。
■昔の会社名を冠したマンホール
①電電公社
新宿にかなりの数のマンホールがあるので、あまりレアものとは言えないかもしれませんが、もうマンホール以外であまり見かけないので、そういう意味ではレアなものと思っておいていいと思います。
②帝都高速度交通営団
これは、新宿駅東口にいくつかあるマンホールです。電電公社のマンホールと混同していましたが、全く別なのですね(笑)。ちょっと似た形をしていますが、こちらはSubwayの「S」です。
③東京ガス
街中で見つけた、星マークに「G」のマンホール。謎マンホールかと思いましたが、実は1985年より以前の東京ガスの旧社章だそうです。これは、新宿駅南口のルミネ1の近くの甲州街道の歩道にあります。
こちらは、西口の小田急百貨店の正面玄関前という、とても賑やかな場所にあるマンホール。社章の下の「K」が付いているのは、お客様遮断弁(建物への引き込み管の遮断弁のことでしょうか?)が付いているマンホールなのだとか。暗号のようなマンホール、見つけると楽しいです。
④東京電力
イナズママークのマンホールを、いくつか街中に見つけて気になっていました。これは東京電力の昔の社章です。知らなかったので、見つけた時は謎マンホールと思ってしまいました(笑)。
⑤京王帝都電鉄
京王帝都電鉄のマンホールは、文化女子大学のお隣、天神橋の跡地の近くにいくつかあります。玉川上水沿いに京王線の地下線がありますが、その排水のための施設でもあるのでしょうか。
■ほかにもある、不思議なマンホールたち
他にも、面白いマンホール、いくつかあるので紹介します。
⑥NTTドコモのマンホール
こちらは、代々木駅の東口駅前にあるマンホール。NTTドコモの尖塔があるので、そこにつながっているのでしょう。それにしても、どこにでも電波を飛ばしている会社ですが、意外とマンホールは見かけない気がするので、実はレアなのかも?と思っています。
⑦古そうな水道の「空気弁」
甲州街道の南口から西側に少し進んだところに、「空気弁」という漢字が旧字体のマンホールが。玉川上水に関連する施設だったりするのでしょうか。
⑧「電障」って何?
新宿駅東南口付近の甲州街道の側道沿いに、「電障」と書かれたマンホールを発見しました。漢字から想像するだけですが、「電波障害」の対策として、有線でテレビが受信できるように対策したのでしょうか?これはある意味謎マンホールです。
⑨ケーブルテレビのマンホール
新宿アイランドタワーの前に、「TCV」と書かれたマンホールが。調べてみると、TCVは「東京ケーブルビジョン」という、CATV事業者のマンホールです。今はすでになくなった事業者なので、レアなマンホールです。
⑩謎の「SKK」マンホール
新宿警察署のすぐ横の交差点近くに、「SKK」と書かれたマンホールがあります。これも謎でした。調べてみると、
新宿新都心開発協議会と言う組織が設置したマンホールのようです。この地区の再開発ビルの民間企業が集まった団体だとか。そこがマンホールを設置しているのはとても珍しいのかもしれません。
■終わりに
2回にわたってマンホールを見て歩くことをしてきましたが、とても楽しい散歩でした。西新宿は新しい街としか思っていませんでしたが、すでに昭和・平成・令和という世代を過ぎ、街びらきから50年近くを経過する老舗新都心という感がする場所になってきました。昭和時代の街びらき当時は当たり前だった組織の社章があしらわれたマンホールが、今や生きる化石のような存在になってきているのです。
何気なく歩いている場所でマンホールを見つけると、新しい発見が待っているかもしれません。
下を向いて歩こう!!
マンホール好きの皆さんであれば、わかるわかる、と言いたくなる合言葉。また新しい発見を楽しみたいと思います。