
〇大阪・土木な街歩き(GWのプチ旅3)
今年のGWは、帰省などをやりつつ、行きたい場所に1日行くプチ旅を楽しみました。ここまでに・・、
その①:自宅近くの、JR南武支線・鶴見線へのプチ旅
その②:帰省先近くの、近江鉄道へのプチ旅
を楽しみました。この日は第3弾。大阪で土木な街歩きをしてきました。その模様をお伝えします。
■スタートは、大阪駅から










新しいタイプのホームドアは、あらゆる車両に対応できるように、自由自在に移動するドア。

(自分もその中の一人ですが‥(笑))
■おおさか東線に乗って
おおさか東線に乗り、向かうのは、大阪市平野区です。


でき始めていますが、まだまだ完成まで遠そうです。

大阪のザ・難読駅名。




何だか古さを感じてしまう駅です。
■平野駅近くを歩く
平野駅近くには、「平野郷」がありました。平野郷は、昔から堺と並んで栄えた「環濠集落」で、古くから自治都市として独自の発展を遂げた場所です。

どこが平野郷か、わからない感じになりました。


今昔マップを見ると、奈良街道と関西本線の線路までの間の環濠集落の北側の一部は、明治以降紡績工場だったようです。大日本紡績とは、今の「ユニチカ」ですね。「東洋の魔女」のバレーボールで有名な、「日紡貝塚」と同じ会社ですね。











これは、阪堺電車の平野線の廃線跡。今池から平野までを結んだ路線です。1980年に廃止されました。




廃線跡を示すひとつの印です。

阪神高速松原線の道路敷地になりました。

阪神高速松原線です。阪神高速の平野入口は・・長期閉鎖中。
■喜連瓜破へ


現在阪神高速の橋の架け替え工事中。
今回ここまで来たのは、喜連瓜破駅前の交差点で行われている、阪神高速道路の橋の撤去工事を見るため。既存の橋を撤去するために、地上の一般道を通行止めにすることなく、既存の橋の上空に撤去用の移動足場を設置し、それを使って解体する工事が進んでいました。


この解体の状況が一目見たくて、ここまでやって来たのでした。


■梅田の駅近くを歩く

実は昭和30年代まで、この場所に阪急梅田駅がありました。

JRの線路下をかつて阪急電車が横断した廃線跡なのです。

撤去している部分があります。このガードの手前部分はもう電車が通らない廃線部分。


まだまだ工事中の部分が多い状況です。

長いガードを通ったりしたのが懐かしいです。



この部分だけは、何だか梅田貨物駅がある気になります。





受替工事がされています。

今回の切換工事で終わりではなく、次の大きなプロジェクトの始まりなのです。

切換時に線路を低い位置に敷設しなおす必要がありました。

この浄正橋というのは、福島駅からもう少し南にあった橋で、今のなにわ筋の前身は、「浄正橋筋」という道が続いていて、この辺りは大いに栄えていたそうです。



そこに踏切が残っています。
■終わりに
今回、GWのひとときに、JR大阪駅のうめきた新地下駅を見学し、おおさか東線に乗り、平野駅周辺をめぐりました。平野は古くからの環濠集落の町。その古い町には、かつて阪堺平野線が走り、市民に親しまれていました。その痕跡を見ながら少し歩き、喜連瓜破駅付近へ。そこで阪神高速道路の更新工事の現場を見ました。その後、再び梅田駅周辺に戻り、阪急やJR大阪駅周辺の鉄な廃止地上スポットなどを見て歩きました。最後は福島駅周辺まで、うめきたエリアの線路切換が完了した状況を見ました。
大阪には、新旧様々な土木な場所があり、とても楽しい散策となりました。