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★京都・土木学会を歩く★①国際会館・四条周辺を歩く

9月14日~16日にかけての3日間、私の所属する土木学会では、全国大会を京都で開催しました。3年ぶりの対面開催となった学会。数千人の参加者を集める大型イベントが帰ってきました。私自身は、その中で討論会の企画・運営や、学術講演会での発表・聴講、エクスカーションツアーへの参加などの任務をこなしつつ、旧友やお世話になった方などと再会し、学会の3日間を過ごしました。その際に京都で見た風景などを紹介したいと思います。

■9/13(火)夜 京都に到着

14日の朝から行事の対応があったので、13日の夜から京都に入りました。四条烏丸付近の夜の街をしばし散策。とても懐かしい夜のお散歩でした。

四条通の夜の風景。いつも通りの夜、とても懐かしいです。
アーケードと歩道が切り欠かれている場所は、
祇園祭の長刀鉾が設置される場所です。
京都市バスが走る夜の風景。とても久しぶり。
通りを一つ入ると、素敵な町家が並びます。
よく見ると、与謝蕪村宅跡。こういうのが、京都らしいんですよね。
こちらは、八坂神社大政所御旅所。重要文化財です。
これも烏丸通沿いの街角にさりげなくあります。

■9/14 学会1日目 京都国際会館にて

学会初日は、京都国際会館で開催されました。京都議定書が締結される舞台となった、老舗の国立コンベンションセンター。建物を見るだけでもかなり興味深い場所でした。そこで討論会や基調講演などが行われ、夜には交流会がありました。たくさんの方と面会することができました。

地下鉄に乗って、終点の国際会館駅へ。
大谷幸夫さん設計のモダニズム建築の名作です。
入口にある、学会の看板
メインホールは、京都議定書締結の舞台になった、広い国際会議場。
私が企画・運営し、登壇したパネルディスカッション。
なかなか面白い討論会になったと思います。
恰好いい建築。V字型をした柱のある空間。
夜の交流会の準備が進む中庭と、国際会館の建物です。
夜の交流会のクライマックスには、立派な花火も上がりました。

■9/15 京都大学を目指して歩く

15・16日は、京都大学吉田キャンパスで学会が開催されました。15日は、主にエクスカージョンツアーに参加するために、京都大学に向かいました。

朝の四条通をお散歩。車道を1車線に絞り、歩道を広げる
事業が行われました。アーケードは昔のままです。
その事業が、2016年度の土木学会技術賞を受賞した記念のレリーフがあります。
こちらの石碑は、四条通に北緯35度線がちょうど通過している
ことを示す記念碑のようです。知らなかった(笑)。
四条木屋町交差点。おしゃれなマツモトキヨシは、
元々不二家のレストランがあった居ぬき案件(笑)。
高瀬川の流れる木屋町通。
四条小橋。こちらは昔の親柱でしょうか。
四条大橋。右に見えるのは南座、左はレストラン菊水。
四条大橋の銘板。昭和40年、当時の市長の高山義三氏の揮毫です。
四条大橋のそばにある、東華菜館の建物。
ヴォーリズさん設計の建築物として知られています。
入口もとても素敵です。
京都大学へのアクセスは、出町柳駅まで京阪電車で。
バスの混雑を避ける手段としては、これが便利なのです。
昔は南側の改札がありましたが、今は閉鎖されてしまったようです。
出町柳駅の地上部分。懐かしい光景です。
叡山電車の出町柳駅。通勤時間帯なので、沢山の人が利用していました。
出町柳駅から京大へ向かう細い道。この後参加するエクスカージョンツアー
でも、古い街道筋として紹介されていました。
そんな場所にさりげなくある、重要文化財 清風荘の入口。
京都大学の迎賓館のような場所です。一般人は入れません。
百万遍交差点から見た、京都大学のキャンパス。
福井謙一先生 ノーベル化学賞受賞記念 の石碑。
元々この場所に化学系教室があったことを示すモニュメントでもあります。
夜は旧友と鴨川の川床を楽しみました(笑)。
なかなか風情のある場所で、とても楽しいひと時でした。

前編はここまで。次回は、京都大学周辺を歩いた記録などをお伝えします。

■終わりに

学生時代までを過ごした京都の町。土木街歩き的な目線で歩くと、今まで見えていなかったものが見えてきて、とても新鮮な気持ちで歩くことを楽しみました。学会が対面開催され、名建築である京都国際会館での会議を経験したり、川床を楽しんだりと、今まで知らなかった京都を楽しみました。

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