四肢障害の君が17歳を迎えて
飼い始めて間もなく、「生まれつきのもんやから、この子は体も弱いかもしれへんで。」と母から言われたことを覚えている。ブリーダーのもとで生まれた時から右脚がなく、売り物にならないからと手放され、獣医さんから引き取って帰ったとき、初めて抱っこした子犬の君が可愛くて可愛くてたまらなかった。以来、ダックスにとって県民病ならぬ"犬民病"であるヘルニアはもちろん、先天性の病気があるかもしれないからと、食事やサプリメントも、体重・毛艶・鼻の色を見ながら入念にケアをしてきた。特に体重は、上手く