なんでマーケティングが好きなの??
2021年も気付けばもう年の瀬で、社会人になり早10年。これまでファッションや広告の分野に携わり、この秋からIT企業に転職し、スポーツの新規事業のマーケティング担当として従事しています。
環境も変わり師走らしく過ごしていますが、この10年で自分が築いてきたものは何なのか?2021年が終わる前に一度立ち止まって整理してみたいと思いこのnoteを書き始めました。今回は自分のキャリアに対する考え方、自分にとってのマーケティングとは?について書きたいと思います。
前述した通り2021年は転職もし自分にとって変化の年であり、2020年の時には考えていなかったような未来がやってきて、本当に人生何が起こるか分からないなとしみじみ感じています。
前職はアパレル会社でマーケティング部に約1年、ブランド帰属のプロモーション担当として約4年間を過ごし、充実した日々を送らせて頂いていました。日々の販促活動はもちろんのこと、音楽フェスの企画やインブランドのプロモーション、風通しの良い会社だったので、新規事業のコンペに参加したり、それがきっかけでBtoBの案件を任せてもらったり。ブランドの仕事だけでなく、会社としての案件にも関わらせて頂いていたのでとてもやりがいを感じながら約5年を過ごしました。
社会人になってから一貫して身を置いていたのは、いわゆるマーケティングの領域で、これから磨いていきたい能力もマーケターとしてのスキル。と漠然と思い続けてきたのですが、冷静に考えてみるとマーケティングってなんだ?マーケターのスキルってなんだ?と不安も混ざった疑問がわきあがってきて、自分のこれまでの10年をきちんと語れるのか?と心配になり、とりあえずググってみました。
マーケティングとは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、
「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、
顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。
また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
参照:ウィキペディア
なるほど。
次にマーケターをググってみると
マーケターとは文字通り、マーケティングを実行する人を指します。
マーケティングの定義とはなにか。マーケティングの権威として広く知られている
フィリップ・コトラーの言葉を借りれば、「ニーズに応えて利益を上げること」です。
つまり、マーケターとは、「売上をつくり、利益を上げる活動をする人」だといえます。
参照:NewsPicks
なるほど。
マーケティング、広告、プロモーション、PR、広報、プレス、この辺の言葉って文献によっても定義が違うし、質問した相手によっても見解が違ったりして定義することがとても難しく、マーケティングに関わり始めた頃に大量の?浮かんだ記憶があります。一時期は有名なマーケターの人の言葉を借りて、誰かに説明する時や人に聞かれた時などにその方と全く同じ台詞を言ったりしていたのですが、自分の中で全く腑に落ちていませんでした。
ただGoogleで調べてすぐ出てきた上の2つを見てみると、
マーケターとは
事業がつくれて、売り上げをつくれる人
もう神みたいな職種なんだなと。。
ただ自分の実体験としても、同じように感じていて、
・認知のないものをたくさんの人に知ってもらう
・話題にあがるようにコンテンツそのものを磨く
・市場分析やターゲットのインサイト分析を行う
などなど。
今なんとなく列挙した仕事内容だけを見ても、もしこれを一流レベルで実行できたらマーケターというか起業家や実業家になれそうですし、これらが好きで仮に得意だとしたら、起業家や実業家を目指すべきなのではと思いました。
ここで自分のインサイトを見つめた時に出てくる疑問としては、確かにこれらの仕事が好きで約10年を過ごしてきているわけですが、なぜ起業家や実業家を目指さず、優秀なマーケターになりたいのか?ということ。
悩みに悩んだのですが、これは生い立ちや性格に寄るとしか答えが出なかったです。
自分を例とすると、自分はずっとバスケットボールをやっているのですが、スタメンよりもシックスマンに憧れていたし、天下をとった豊臣秀吉より、織田の草履を温めていた羽柴秀吉の方が魅力的に感じるし、戦略で劉備を支えた諸葛亮孔明がかっこいいと思うし、優秀過ぎて将軍からも恐れられた黒田官兵衛が大好きだしと、策士や影の立役者に憧れる性格だからだと思います。また、自分の近しい人の役に立てたり、喜んでもらえたりすることがモチベーションにも繋がりやすいタイプの人間ということも影響していると思います。
要は誰かに寄り添う戦略家、策士になりたいから
マーケティングの道を歩み続けていることに最近気づきました。
こう思えたのは、最近よくメディアでも目にするマーケターの森岡毅さんがとあるテレビ番組で”マーケター”ではなく、”戦略家”として紹介されていたのがきっかけです。些細で何気ないシーンだったのですが、これだ!と思い、なぜ自分がこの道を選んできたのかすっきり腑に落ちて、なぜだか気持ちが楽になりました。
要は戦略を武器に事業をつくったり、成長させられる人間になりたいのです。
今まさに新しい環境で新規事業に挑戦している訳ですが、優秀な戦略家になる為に、事業が成功に向かう為のコツやスキル、思考の仕方を身に付け、事業と共に自分も成長していけたらと思います。今までは好きな分野(ファッション)でしか働いてこなかったのですが、今は人生であまり触れることのなかった分野でマーケ職に従事しているので、これがこの先どう転ぶか。今の状況で成果を出すことができたら大きな自信に繋がるのではないかと考えています。自分のキャリアプランとして、35歳までにはその先の約30年を費やす会社を決めたいと思っているので、1日1日を無駄にすることなく確かめていきたいです。
つらつらと長文を書いてしまいましたが、お陰様で久しぶりに自分をしっかり理解できたような気がします。誰かの役に立てるような文章ではないかもしれませんが、同じような仕事、同じような悩みを抱えている方に少しでも”なるほど、こういう考え方もあるのか”と共感して頂けたら嬉しいです。またトピックが浮かんだらnoteを書きたいと思うので、これからも宜しくお願い致します。
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