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ほん その⑥「日本史を暴く」

 磯田道史先生著「日本史を暴く」を読んだ。ちょっと前に磯田先生の本を読み、なかなか面白かったので、本書も手に取ってみた。


 読了して思ったのは、「自分も古文書を読んでみたい」ということだ。誰もが知っている織田信長や豊臣秀吉のあまり知られていない裏の顔も、聞いたことのない名前の何某さんの旅行記も、全て古文書として残されている。歴史の教科書やこういった新書から知識や情報を得るのももちろん楽しいが、自分の力で古文書を読解し、昔の人々の生活に思いを馳せるのも楽しそうだと感じた。

 特に面白いなぁと思ったのは、明治期の修学旅行の話だ。その頃から修学旅行があったことも驚きだが、その行程は10日間に及び、かつ移動は徒歩、平均28㎞歩くというから驚きだ。まぁ師範学校(生徒の年齢は20歳以上?)の話なので、今接している子ども達に置き換えてはいけないが・・・。わたしは引率するのいやだなぁ(笑)とか思ってしまった。

 他にも、新型コロナウイルスと関連させた疫病についての話や、昔の改元についての話も書かれており、どの話も興味深かった。磯田先生の他の本も読んでみようと思った。

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