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正直者が評価されるそんな夢のある社会がそこにありました

こんにちは。
「にこ」です。


子供も自分も幸せになれる働き方を追及してます。


子供との時間を確保するため
時間も経済力も手に入れるべく
ビジネスを学び
完全アウトプット中です。

ビジネスを学び始めると
コピーライティングや
セールストークなどなど

たくさんのことを学びます。

世の中、そういう仕組みなのか。と
勉強になりつつ

「お客様に寄り添って
誠実に向き合う」

そんな言葉の裏側にも
セールスが潜んでいる。

そんなふうに
感じてしまうことがあります。


そんな時に思い出すのが
一緒に働いていた「先輩」です。


いわゆる「バカ正直」
と、呼ばれるような人物です。

思い出すたびに
今、どうしてるのかな?
そう思っていると、

SNSで
その先輩を発見したのです。


SNS越しに見る先輩は
当時と同じ会社で
いきいきと働いていました。

その姿を見て、
誠実で、バカ正直であることが
ビジネスの本質なんだな。


そう思ったエピソードです。


私は看護師をする前
エステティシャンとして
働いていました。

エステといっても、
ホームケアを中心にしているので
メインの商品は美顔器や痩身器です。

口コミや広告を見て来店されたお客さんに
ホームエステ機器を体験していただき
購入していただくスタイルです。


私はセールスが大の苦手です。

されるのも、
するのも、
本当に苦手です。

セールスに押し売られるタイプ
であると同時に

押し切れないタイプでもあります。


だから、
私にセールスしないで。
私を接客しないで。


そう思いながら生きています。


セールスが苦手な私は
エステ機器の体験をされる
お客さんの施術を担当していました。

施術して効果を体感したあと、
別の担当者がセールストークを
展開するのです。

私の先輩はそのセールストークの
メンバーの1人でした。


エステに訪れるお客さんは、

すぐに効果が出るものですか?
買ったら痩せられますか?
美顔器が私をきれいにしてくれますか?


このような質問をされることが多いです。
ダイレクトに言葉にしていなくても、
根本はそう思っていることがよくあります。

セールストーク担当者は
この質問や要望に対し、

弊社が一緒に併走して行くので
目に見える結果が出ます。

まずはご購入いただいて
すぐに効果の出るプランを考えましょう。

業務用レベルの効果があるので
期待以上の感動を味わっていただけます。


こんな感じで
上手に言葉を濁し期待を高めます。

お客さんは、
それなら…といって購入されます。


一方、
その先輩は

「お客様のきれいになりたいという気持ちがなければ
買っていただいても効果を出すことはできません。」

そう正直に伝えるのです。

確かに、ホームエステ機器なので
自宅でお客さん自身が施術しなければ
効果は出ません。

逆に、やる気のあるお客さんは
ぐんぐん成果を出してきれいになります。

だから、先輩の言っていることが
いちばん誠実で正しいんです。

ただ、
あと一押しあれば売れる!

そんな場面でも
「迷われるなら、一度お考え頂いた方がいいです」
と言う。


他のセールストーク担当者には、


購入していただくチャンスを逃している

そう思われていたと思います。


でも、
私はその先輩のセールストークが好きでした。

お客さんの悩みを
丁寧に聞いたうえで、

本当に欲しいものであれば
悩んで納得して買う。

悩んで、いらないと判断したものであれば
買っても使わない。

お客さん自身が使わなければ結果は出ない。
だから、おすすめできない。

とてもシンプルで
バカ正直なセールスです。

私は施術を担当していたので、
色々な担当者のお客さんを相手に
アフターケアをしていました。

勢いで買ったけど、使っていない。
いつ使ったらいいかわからない。
買った当初は、やる気だったんだけど。

こんな状態のお客さんが半数ほど。

アフターケアは手厚くするので、
そんな状態のお客さんでも
そこそこ結果は出ます。

でも、先輩のお客さんは
やる気が違います。

悩んで、納得して、覚悟を決めて
購入されているので
結果の出るスピードが違います。

家でも日常的に取り入れ、
自分でホームエステを実践できているのです。


先輩のバカ正直なセールストークが
結果を出してる。


そう思いました。


ただ、
売り上げが高い方が評価される世界です。

バカ正直な先輩に
いくら濃いファンが付いていたとしても
売り上げ的には
他の担当者の方が高く上がり評価される。

そんな現実を
なんだかなーーーと思いながら
私は別の道へすすみました。


そして、
ビジネスを学び出したことを
きっかけにして
SNSで先輩を発見したのです。

当時の会社は事業を拡大し、
海外展開までしていました。

ホームエステ機器として、
ファッションショーや美容イベント
雑誌にも掲載され芸能人も愛用するまで
有名になっていたのです。


なんと、
その事業の広報として先輩が映っていたのです。


先輩よりも売り上げ成績が良かった人じゃなく、
先輩よりもセールストークをガンガンする人じゃなく、

バカ正直にお客さんと向きあう先輩が
会社の中心となっていたのです。


先輩の正直さが評価された。
先輩の誠実さが会社を大きくした。


そう思いました。



正直に、
誠実に、
お客様に向き合えば結果が出る。

そんなフレーズは
きれいごとだと
思っていました。


結局は
セールストークの上手な人が
結果を出したり成功したりする世の中だと。

でも、
実はその「きれいごと」が
ビジネスの本質なのかもしれない。


バカ正直な先輩が
正直に、誠実に、
お客さんと向き合ったことで
事業が大きくなったことが
それを証明してると思いました。


正直に
誠実に


それがビジネスの本質であるのなら
なんて素敵な世の中なんだ
と思います。


正直者が報われる。
バカ正直が評価される。

そんな夢ある社会を身近に感じた
日常のひとコマでした。


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