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営業アプローチの極意:心を開く自己紹介とラポール構築法

営業アプローチの極意:心を開く自己紹介とラポール構築法

営業において、アプローチは最初の重要なステップです。この段階で相手の心を開くことができれば、その後の商談がスムーズに進みます。では、どうすれば相手に「この人と話したい」「もっと知りたい」と思わせられるのでしょうか?今回は、アプローチの目的と効果的な方法について解説します。


アプローチの目的は「相手の心を開くこと」

アプローチの本質的な目的は、相手の心を開いてもらうことです。そのために必要なのは、相手に「この人、良い人だな」と感じてもらうこと。つまり、相手に好かれる存在になることです。

相手の心を開くためには、まず自分自身が心を開く必要があります。その第一歩として効果的なのが、自己紹介です。


自己紹介の力を活用しよう

自己紹介は、アプローチで最も効果を発揮するツールのひとつです。相手から「そんな話は聞きたくない」と言われることはほぼありません。自己紹介は自分が話すターンであり、ここで相手に強い印象を残すことができれば、その後のコミュニケーションがスムーズになります。

効果的な自己紹介には、次の流れを意識しましょう:

  1. 現在:今何をしているのか、どんな仕事や役割を持っているのかを簡潔に伝える。

    • 例:「現在、〇〇業界で営業職をしています。」

  2. 過去:過去の経験や逆境を交え、自分の人間性を伝える。失敗や困難を含めることで、親しみやすさを感じてもらえます。

    • 例:「以前は、営業がまったく苦手で、何度も商談に失敗しました。」

  3. 未来:自分の夢や使命を語り、前向きな印象を与える。

    • 例:「今は、営業を通して多くの方の課題解決に貢献したいと考えています。」

  4. 現在:現在の仕事や行動に戻り、具体的なつながりを作る。

    • 例:「そんな経験を経て、今はお客様に寄り添った営業を心がけています。」

この流れで話すと、自己紹介がストーリー性を持ち、相手に強く印象付けられます。


ラポールを築く重要性

自己紹介の次に重要なのが、相手とのラポール(信頼関係)を築くことです。ラポールはフランス語で「架け橋」を意味し、営業では自分と相手をつなぐ架け橋となります。

特に、短時間でラポールを築くためには、「過去を共有する」ことが効果的です。たとえば、以下のような共通点を探してみましょう:

  • 出身地や学校

  • 趣味やスポーツ

  • 共通する知人や体験など

これらの情報を探るには、相手をしっかり観察し、さりげなく質問を投げかけることがポイントです。


相手の話を聞く“傾聴”の重要性

コミュニケーションをさらに深めるためには、相手の話をしっかり聞くことが欠かせません。人は話を聞かされるよりも、自分が話す方が気持ちが良いものです。以下の方法で、相手に「話しやすい」と感じてもらいましょう:

  1. 目を見る:相手の目を見ながら話を聞くことで、真剣さを伝える。

  2. うなずく:適度にうなずき、相手の話に共感していることを示す。

  3. リアクションを取る:驚いたり感心したりするリアクションを挟むことで、話をよく聞いていると伝える。

これらの傾聴スキルを使えば、相手は「この人は自分の話を聞いてくれる」と感じ、信頼感が増します。


まとめ

営業のアプローチで成功するためには、以下の3つが重要です:

  1. 自分自身の心を開き、印象に残る自己紹介を行う。

  2. 共通点を見つけ、短時間でラポールを築く。

  3. 相手の話をしっかり聞き、信頼感を高める。

アプローチは単なる営業トークではありません。相手との心の距離を縮める重要なステップです。これらのポイントを実践し、「また話したい」と思わせる営業スタイルを築いていきましょう!


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