ツワブキの、花はきいろい。
春はおいしい
ツワブキの
花はきいろで
秋かわいい。
もう少ししたら
きいろはタンポポの綿毛みたいに
モフモフになってそこいら中に飛んでいく。
(ちなみにもモフモフの色は
ちょっとベージュ。)
ああ、キク科、だねぇ。
と、思う。
花言葉は
「愛よ甦れ」
・・・何かコワイ。
「愛は甦る」ならよかったのにね。
愛にも色んなパターンがあるから
どんな愛でも甦る、とは限らない。
なんて、深い事を言ってみたりして。
(実はなんも深くはない)
他には「困難に負けない」とか、
「謙遜」とか。
ツワブキは日陰にも強くて、
太陽の陽があんまり届かない場所でも
つやんつやんの葉っぱを茂らせて
丈夫だから、なんだって。
ふ~ん。なるほど。
さて、そんなツワブキ。
私にとっては
つやんつやんの葉っぱや
かわいらしい花を愛でるものではなくて
「おいしそうなもの」
である。
春になるとぐんぐん出てくる若葉を
引っこ抜いて皮を剥いて
5センチくらいにポキポキ折りながら
水に浸してアクを抜いておく。
皮を剥いた指先が茶色くなるけれど
それも春の醍醐味?ってもんで。
ツワブキは煮物一択。
お鍋にごま油をあたためたら
イリコを入れて、
香りが出てきたらツワブキも入れて
一緒に炒めたのち、
お酒、お砂糖、お醤油、お水。
を入れて
後は好きな柔らかさになるまで
煮ればいいだけで、
甘い煮物が好きならお砂糖を多く
入れればいいし、
キリっとした味が好きなら
お醤油を利かせればいい。
ものの15分程度で
春の一品が出来上がるのだ。
あぁ、まだ秋だってのに
私はもう春の味覚を楽しみにしている。
やっぱり私は
ただの食いしん坊万歳おばさんだね。
ん?春の山野草は冬に溜まった
毒を出す効果もあるらしいんだけれど、
それがもう食べたいってことは
今の私にはすでに何かしらの毒が
溜まってんのカシラ?
え?いつもカシラ???