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男性の恥ずかしい気持ちは読まれにくいのか?

 何故か現代は女性作家の小説の方が読まれる。今の時代そんなことを言ってしまうと、ジェンダーに反するんだろうが、昨今の文学賞受賞者を見ると実に女性が多い。そこであえてちょっとした推論を書いてみる。

 今の女性作家は本当にリアルな心情を書くのがうまい人が多い。それは自分という者を見つめ、自分をあかららにさらけ出す表現をひねり出し、それを言葉としてぶつけているからかもしれない。

 だが、男性の方は何となくリアルな心情をさらけ出すことが出来ない。自尊心が働いてあからら様な表現を寸止めしてしまっているのではないだろうか。そこには、あかららなおやじの心情など誰も知りたくはないんじゃないか?という変な逡巡も入る。もちろんそうでない男性作家もいるが。

 ただやはり男性は心理描写の多い小説を求める人が少ないのかもしれない。逆に女性の方が心理描写に共感を求めたりするかもしれない。もっとも私は何でも読みますが。

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