見出し画像

カスハラと非婚化

 日経で編集委員の方が書いていたのだが、カスタマーハラスメントがなぜ起こるのかという視点で考えたときの1つの理由として「コミニュケーション不足」があるという。

 「コミュケーション不足」とは「人の立場に立ってものを考える力が落ちている」ことだという。コロナ禍の少し前から対面で話す機会はどんどん減っていき、電話で話すことも稀になり、メールでさえとんでもない。コミュケーション手段はLINEやその他のSNSへと移ってきて、相手の表情どころか現状の背景さえ分からず付き合うこともあり、相手の立場を考えるどころではない。「コミュケーション不足」と言われても社会としてそうなってきているのが実態かもしれない。

 また、別の方のコラムによると、若い方が結婚したがらない理由の1つに他人のことに気を使うのが嫌。1人が楽。という答えが少なからずあるといいます。

 小さい頃から周りの方のことを気にしてきて疲れてしまい、他者に関わりたくないという方が増えているような気がします。他者のことはまるでをハリネズミみたいに思えて、なるべく関わらない。
他人となるべく交わらないのだから、コミュケーション力なんて付ける必要はない。だから当然異性と2人になろうというエネルギーのいる行動を取りようもない。楽な1人がいいと思う。

 そしてどうしても他人と接しなければならなくなったとき、他人との接し方の加減が分からずカスハラになってしまう。そんな構図かもしれない。

 ネット社会になり、世界中どことでも瞬時につながるようには成りましたが、だからと言って多くの人とつながれる人ばかりではない。逆に1人あたりでみたら他人との付き合いは少なくなっているのかもしれない。

 人との付き合いは無理やり教えるものではないので、社会全体としてコミュケーション力はどんどん落ち、カスハラも増え、非婚化は進むのかもしれません。ちょっと悲観的かな?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?