家族じまい代行業
日経で「家族じまい」という言葉があることを初めて知った。家族としての扶養義務から解放されてしまうことだが、親の介護やみとり、葬儀まで全ての義務を子に依頼され代行する業者がいる。
遠距離で世話が出来ない。親の暴力や育児放棄、過干渉等に悩んだ過去があるため親と関わり合いを断ちたい。自分の仕事育児で手一杯でとても親のことに関わりたくない。等々色々理由があるが、全国ではこうしたサポートを行う業者が多くあるという。
以前は親を施設に預けるのにも抵抗があった(今でも地域や人によって周囲から強い批判を受ける地域もあるが)のに、ここまで進んでいるとはやや驚きだ。ただし個々の事情を考えると毒親の世話をずっと見続けることにより子の人生が圧迫されてしまうこともあり、ある面やむをえないのかもしれない。
75歳以上の高齢家庭は単独家庭が増えており、子との同居が出来る家庭は減っている。今後こういう業者の利用がもっと増えていくのかもしれない。但し、業者に頼れない方はどうすればいいのか?社会で考えないといけない問題かも。