どれだけ本が読めるか?
NHK Eテレ「本の道しるべ」の中で作家の角田光代さんが語っていた。
「本が無尽蔵に読める訳ではない。絶望的になる。」
私が言うのもおこがましいが分かる気がする。彼女は作家であると同時に無類の読書家であり、羨ましい程の蔵書と積読がある。あんなものを見せられてしまうと自分なんぞとてもとても読書家は言えないが、そんな自分でも常に数十冊は積読がある。手許に読みたい本が無くなるということが恐ろしくて、常に在庫を補充してしまう。
机の上や鞄の中に常に本がないと落ち着かない。時間が空いた時に読める本がないということ事態が怖いのだ。
そんなことをしていても無尽蔵に本が読める訳ではない。一生かかっても世の中の本のほんの一部分しか読めない。
もしかしたらいつか本を手に取る気力が無くなってしまうかもしれない。そうなると自分の積読さえ消化出来ない。それもおそろしい。
本を読むのは単純に喜びだ。そう思える限り読み続けたいが。
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