あらためて、読んでみて。
思い返せば、2年くらい前のお話。関西で神田 昌典さんの出版記念の講演会があるという情報を見つけて、申し込んでみたら、何とか滑り込めて。初めて会場でお話をお聴きすることができたときに、サインをいただいた本。この間本棚を整理していて、大事にしまっていて、まだページを開けていないことに気づいて読み始めてみたら、とまらなくて。一気に最後まで読んでしまいました。この本が、20年以上前にこの世の中にあって、それまで出会えていなかったことを強く後悔している自分がいます。ただ、それだけ時が流れても、変わらず今でも当てはまるノウハウが、事例を交えながら紹介されています。
成功者が何かを語るときは、きれいな物語として紹介されることがほとんどだと思いますが、講演をベースに書籍化されているので、かなりストレートな表現でリアルに伝えています。私も含め、日本人には、お金に対しては『清貧』というような考え方が美徳として幼少期から刷り込まれているように思いますが、特にビジネスにおいては、まず『稼ぐこと』から始まらなければ、どんなに崇高な思いがあったとしても、何かを成し遂げることはできません。卵が先か、鶏が先かという議論もあるかもしれませんが、現実をシビアに見れば、その考え方から開放されることが何よりも大切なのだと、あらためて感じました。
行動しなければ、何も変わらない。当たり前の話ではありますが、現状を誰かが変えてくれるということもないわけで、どんなにインプットを進めても、その方法を実際に試してみなければ、何も変化は生まれません。この本の中には様々な問いかけや、記入スペースもあって、実際に手を動かしながら、整理することもできるようになっています。
私はこの本を読み進めながら、自分自身のことに当てはめて、これからのことを少し長いスパンでイメージしていきました。日々の生活に追われていると見えくなっていくこと、忘れてしまうことを、思い出しながら、頭の中にイメージをふくらませていきました。
そして、この本では成功をおさめた後に気をつけなければならないことについても、書かれています。突っ走るだけでなく、自分自身の感情を冷静にコントロールすることも、必要なスキルなのだと思います。
今、このタイミングでこの本を開いたことは、私自身にとって、とても良いタイミングだったのではないかと、読み終えた今、感じています。自分の力を信じて、一歩ずつ、踏み出します。
『非常識な成功法則』
神田 昌典 著 フォレスト出版発行を読んでの感想。