3年越しの絆を想う
はじめてここに来たのが3年前の今日でした。
「もっこり農園」(千葉県香取郡多古町飯笹797)
3年前より、装飾がパワーアップしています(笑)
この農園について、以前こちらの記事でも紹介していました。
今朝何気なくFacebookの「思い出」を開けると、初訪問の時の投稿が目に飛び込んできました。
本当は記事執筆の日にしようと思っていたのですが、やっぱり今日ここに行きたい!
そう思い、すぐさま支度して香取郡多古町を目指すことに。
朝食が早かったので、先に多古市街のベーカリーに寄って昼食のパンを調達。
ここのシンボル「レインボーステージ」(通称おっぱいテント)の下でパンを頂きます。
昼前に「もっこり農園」に到着。農作業中の園長・菅澤多加男さんがすぐ気が付いてくれました。今日はサツマイモの苗を植えているのだそう。
越冬サツマイモがようやく完売する頃にはもう、次のシーズンが始まる。そしてすぐジャガイモの収穫です。さらに同時進行で色んな野菜の作付や収穫も待ったなし。農家に休みはありません。
今回はご両親ともお会いでき、思いがけずお父様の昔話なども伺えました。
菅澤さん一家は皆さんとても温かく明るい。そして包容力があります。
ここに来ると、いつも自分が素でいられるんです。なんというか、家族以上に家族みたいな。
そんなことも、私が何度も何度もここへ自転車を走らせる原動力になっています。
…実を言うと3年前、最初にここに来た目的は「ネットビジネスの勧誘」でした。
そもそもビジネスを始めたキッカケに儲けようという下心はなく、自身の怪我と息子のトラブル示談が重なり危機感を持ったことから。
前日に園長・菅澤さんとSNSで繋がり、DMで「多古町だったら自転車で行けます♪」「えー‼ 無理でしょ?!」というやりとりを。そして翌日休みで晴れていたため、計画決行。
「えー‼ ホントに自転車で来たの?」というリアクションから一気に仲良くなれそうな雰囲気に。これなら上手く話が切り出せそうだ、と。
ところが園長とお話をしている内に、いつしかその人となりに惹き込まれてしまい、ビジネスはどうでもよくなってしまったのです。
園長は以後事あるごとに「船橋から自転車で」と私を弄ってくれて、他の人にもそう紹介してくれています。
そのため農園で初めて会った人にも「あ!この人が」と言われ、ちょっとした有名人になってしまいました(笑)
もっこり園長・菅澤さんは人の縁を大切にしています。ここで出逢った人同士が新たな縁で繋がることを、いつも自分の事のように喜びます。
私はと言えば、長年勤め人としての仕事しか知らず、組織で自分を殺すことだけが生きる道、と勘違いし続けた挙句に傷つき…
「もう人と会わない仕事をしたい!」と世捨て人を決め込んでいたのが、ここでの出逢いで少しずつ心を開けるようになりました。
ここは直売所としての「農園」に留まらず、人と人とを繋ぐ「濃縁」なのだと園長・菅澤さんはいつも言います。
実は冒頭のFacebook「思い出」。これって、ただのおせっかい機能だとばっかり思っていました。
だって表示されるの、こんなのばっかり。
「〇年前の今日 日帰りで房総の外海を観に行き220km」
「〇年前 日勤のあと電車に飛び乗り輪行。終電で池月(宮城県)入りし道の駅で夜を明かす」
「南風に乗って自宅から自走で筑波へ。峠9本やって水戸から輪行帰宅187km」
こんなエクストリームな行程を苦も無くやってのけていた頃の自分を見せ付けられるのは、今の私にとって何気に他人と較べられるのと同じくらい辛いことなのです。
もう、金輪際SNS見るのを辞めよう! 何度そう思ったことか。
今朝もたまたま開けなければ、何も見ずにそっと閉じしていたことでしょう。
でも。こうしてSNSを通じて自転車で繋がったご縁もあるじゃないか。
SNSを避けるより、自転車への関わり方をもっと緩くすればいいだけなのでは?
尤ももっこり園長やそのご縁で繋がった皆さんには「船橋から自転車」の人で通っているから、これだけは死守しないとダメかな💦
思い出の過去は置いてきてもいいかもしれないけど、繋がった絆は永遠。
これからは今まで以上に出逢いを大切に、SNSでも頑張る皆を応援しながら、自分のことも紡ぎ続ける。
「もっこり農園」に来て、また心に誓ったのでした!
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