⭐️帰ってきた、救急搬送顛末記🚑❷ 904
前話⤵️
旅行の最終日10/5(土)、グループホームから母救急搬送の連絡。
10/7(月)、指定された時間に病院に行くことになった。
グループホームに預けたままの母の後期高齢者医療被保険者証をいつピックアップしに行こうか?
ホーム長は救搬に付き添ってくれたのに、病院に持って行ってくれなかった。
「それなら預けなきゃ良かった」と思ってしまった私はブラック。
自宅から病院とグループホームは別方面。
病院に行く前に、グループホームに保険証を取りに行かなアカンやん。
保険証1枚のことだと思うから、面倒で悔しい。
早朝の救搬だったからきっとパジャマ。
転退院の際に母が着る服もピックアップしておこうと、事前にグループホームにファックスしておく。
我が家では未だに、元夫Hが勝手に買った家庭用ファックスが(時々)活躍中。
一昨日トレッキングから帰宅したばかりだというのに、私の気分は晴れない。
こんなときは黒耳号(人力ママちゃり)で風を切るに限る。
天気予報は「下り坂」だけど、嵐を呼ばない私には無問題。
グループホームのある路線の駅までは約30分。
そこから電車で5駅、徒歩約10分。
途中で「駅の駐輪場は最初の1時間が無料だ」と思い出し、速足で歩いて汗だく。
急ぐ必要もケチる必要もないのに、アホだ。
駅の駐輪場から病院までは上り坂ばかり約30分。
脚にはトレッキングの疲れ。
やっぱりバスを使った方が良かったか?
途中で黒耳号を置きっぱにする訳にはいかず、ひたすらこぐ。
上り坂が続き、右膝の古傷も痛み出した。
11:30病院着。
麻酔科医との面談は3階12:00予定。
ほら、急ぐ必要なかったやん‼︎
……と思ったら、何故だか整形外科O川先生(主治医)がわざわざ1階まで迎えに来て、麻酔科医の所へ案内してくださった。
続いてO川先生とは1階で面談。
その後、6階で病棟看護師との面談。
これまたO川先生が案内してくださった。
暇なの?
世話好きなの?
私のことが好きなの?
自称引っ込み思案で人見知りの私。
それ故?初対面の方には自分の方から打ち解けようとしてしまう。
麻酔科医は「ゆきちゃん」だし、O川先生は島根県出身だし、看護師はサウスポーだし。
早速、役にも立たない情報を収集。
コロナ感染者が増えていて面会制限中。
母とは会えず。
診断は右大腿骨頸基部骨折。
奇しくも美智子様も右大腿骨を骨折。
亡父が大腿骨を折ったのも10月だった。
内臓や循環器に疾患がなく、服んでる薬は緩下剤のみ。
そんな母でも、ペッサリー装着(子宮脱)、RS3PE症候群(自己免疫疾患)の疑い、下肢静脈血栓の疑いという既往があり、何より骨粗鬆症で高リスクに分類。
大事をとり検査に継ぐ検査。
10/10(木)14:30〜手術予定。
手術後の何分間かしか面会できない。
但し、手術時間は予定であって前後する可能性がある。
よって15:20〜16:30くらいまでは病院に居られるようにしてください、とのこと。
恐らく全身麻酔から醒め切ってない。
朦朧とした母には、私が来てることなんか判らないかもね。
認知症で短期記憶が秒しか持たない母。
痛みがあるのに、どうして病院のベッドに居るのか解らない母。
もしかしたら、病院だとすら判っていないかもしれない。
外面が良くて「いいカッコしい」の母のこと、医師とも看護師とも卒なく接しているのだろうけれど。
一番辛いのは母。
だって痛いんだもの。
次に辛いのはグループホームの職員さんかな?
勝手に尻餅をついたのは母だけど、介護事故だし、骨折は市への報告義務があるからね。
痛くもないし報告義務もないのにウンザリしてる私ってどうよ?
本当に自分勝手だし冷たい娘。
10/5(土)夜、旅行から帰宅
6(日)は朝から第九のレッスン
7(月)母の病院で各科面談
9(水)精神科受診
10(木)母手術のため病院待機
11(金)ハローワークで予約済みのセミナー受講
次の週も予定がびっしり。
仕事もしていないくせに、正直疲れ果てている。
病院で説明を伺って、一体何枚あるんだ?というくらい沢山の同意書に署名して、お腹もぺこぺこ。
病院から家までは上って下ってまた上って30分弱。
どこかでランチでもしちゃう?
スイーツでも買っちゃう?
なぁんて思っていたのに、黒耳号は寄り道をさせずに私を自宅に運んだ。
いったい何故なんだ⁇
帰宅して5分も経たないうちに、風が吹き荒れ地面から跳ね返るほどの土砂降りになった。
黒耳号ありがとう、私は嵐を呼ばない女。
ベッド上の母は、きっと外の雨にも気づいていない。 (10/7)
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