見出し画像

手づくりキット撮影の裏側

こんにちは、手づくりキットシリーズ「キャラとハンドメイドで」プランナーのA子です。

「キャラとハンドメイドで」では、好評発売中の第1弾に続いて、第2弾の新商品を企画中!先日その撮影をしてきたので、今日は手づくりキットの撮影についてお話します。

キットができるまで

手づくりキット商品の企画には、たくさんの工程が必要です。

◇デザインや技法の選定
◇試作品の制作
◇パッケージやレシピの制作
◇見本作品の撮影
◇商品登録、倉庫の準備

などなど…

撮影で大切にしている3つのこと

中でも、撮影は特に真剣に悩むことが多い工程。できあがったかわいい作品にときめきながらも、どんな見せ方が最適か冷静に考えなくてはいけません。

忘れずに大切にしているのはこの3つ。

1.手づくりの時間をイメージできること
2.使っている場面をイメージできること
3.キャラクターの魅力が伝わること

このキットを作ってみたい!
作品を使ってみたい!
そう感じていただける写真を目指しています。

真俯瞰からの撮影の様子。
カメラマンさんには、ひとつの作品を
何通りにも撮影をしてもらいます。

1.手づくりの時間をイメージできること

ハンドメイドをするひとときは、日々の煩わしさから離れ、わくわく楽しめる貴重な時間。刺し子であれば、ちくちくと運針に没頭し、リラックスできるごほうびタイムです。撮影の際は、そんな時間がイメージできそうなカットを心掛けています。

針を動かす手のそばには何があるか。
作りかけの作品に、色とりどりの刺し子糸。
ティータイムに刺し子をする人もいるかも…
だったら、お茶やおやつがあった方が親近感を感じられるかな。

そんなふうに、手づくりをするいろんなシチュエーションを想定してシーンを作っていきます。

ちくちく針を動かす手元には刺し子糸を。
奥には作りかけの作品がちらりと見えます。

2.使っている場面をイメージできること

例えば新しいバッグを買うときは、真っ先に何をイメージするでしょうか?

・何を入れたいか
・どんな場所に持っていくか
・どんな服に合わせようか

「そのバッグを使っている自分」を思い浮かべる人が多いのではないかなと思います。

手づくりキットも同じ。
作っている時間の楽しさはもちろん大事な要素ですが、それだけではありません。ものを入れたり、おしゃれにプラスしたり、お部屋に飾ったり。どんな場面で使えるか、どんなふうに暮らしが楽しくなるか。

このキットに目をとめた方が、作品を使っているイメージをもてるようスタイリングしていきます。

撮影用のラフスケッチ。
これをもとに、カメラマンさんに
角度や光の調整をしてもらいます。
スケッチは小物の準備や撮り漏れチェックにも活用。

3.キャラクターの魅力が伝わること

そして、私たちが一番大切にしているのは、やっぱりキャラクターの魅力!ハンドメイドだけでなく、キャラクターに触れる時間そのものを楽しんでいただけるように、愛着の湧く作品になるように。キャラクターのかわいらしさを最大限表現するため、試行錯誤しています。

スタジオには作品に合わせてたくさんの小物が並びます。
こんな素朴な椅子も小道具の一つ。

どこまでも丁寧に

撮影中は、作品に何度もアイロンをかけます。
あて布をあて、布はピンと真っすぐに。糸はふんわりと見えるように。じっくり、愛情を込めてシワのない美しい状態に仕上げます。
一度アイロンをかけたものも、少し経てば再度かけて…といったことがしばしば。

その時々で作品が一番かわいく見えるよう、キャラクターがしっかり見えるよう、細心の注意を払います。

スタジオではアイロンをかけたり、糸を整えたり。
作品がより美しく見えるよう、
みんなあわただしく動きます。

手づくりの時間や、作品を使う楽しさ、キャラクターの魅力。そんなことを考えながら、キットの撮影に臨んでいます。

✓日々の癒しタイムに
✓手芸好きな方への贈り物に
✓家族の手習いとして

「キャラとハンドメイドで」のキットで、たくさんの方に楽しい時間を過ごしていただけたらうれしいです。

Instagramで情報発信中

キャラクターを刺し子で描く楽しみや発売中の刺し子キット、手芸のお役立ち情報を発信しています。noteと合わせてぜひご覧ください♪

この記事が参加している募集