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私のなまえ。
Michan はJ が使う私のあだ名。
私の本名は「さゆり」という。
漢字の「小百合」ではなく、ひらがなで「さゆり」。
母が付けてくれた。
国民的大スター、吉永小百合さんのようにと。
やわらかさを出すためにひらがなになった。
姓名判断の画数もひらがなにすることで最強になったらしい。
苗字と合わせるとまるで芸名みたいな名前だ。
昔はちょっと嫌だった。
海外で育ったため、外国の方にとって日本語の名前は発音が難しい。
ちゃんと「さゆり」を発音してくれる人は珍しかったし、
「SAYURI」のスペリングを何度間違えられたことか…
スペイン語やイタリア語を話す人は「り」を舌で巻く。
スペイン語に関しては「Y」は「ジュ」と発音することもあり、逆に「J」を「ユ」と発音することもあるため、「さじゅり」になることも。
ロシアには「ユーリ」という男性名が存在するため「さゆーりー」になったり。
韓国では「ユリ」という名前があるが、「さゆり」となると、
「さっゆり」と、小さい「っ」が入ったり。
日本語でも音節が1つや2つの名前はわりと海外の人でも言いやすい。
「さゆり」は音節が3つあるから難しい。
興味を持って名前の意味を聞いてくれる人も多い。
調べてみると、「さゆり」はユリの花の雅称だという。
「小さい百合」「little lily」と説明すると、
とても日本的で詩的で素敵だと言ってくれる。
自然にあるものから名前をつける先住民のネイティブ・アメリカンの名前みたいだなと感じたり。
面白いことに、日本でも「さゆり」を変わって発音する人がいる。
私の祖父がそうだった。
祖父は「ゆ」にアクセントを置いた。
山を超えるように、「ゆ」の音が高くなり、「り」で下がる。
何でだろう?って思ったけど、
日本人でも言い難い名前だったら、外国人にはもっと難しいよねと
諦めがついた。
お世話になった日本のバレエのN 先生も特徴ある発音をされた。
「ゆ」の発音を、「お」と「よ」の中間の音で発音するため、
「さおり」と「さより」を足して二で割ったニュアンスだった。
「さおり」「さゆみ」「さより」は多くいる。
「小百合」も「紗由理」もいるけど、ひらがなの「さゆり」に私は今まで会ったことはない。
あだ名も色々ある。
母からは「さゆ」「さゆちゃん」と呼ばれてた。
友達からは「さっぴぃ」「さゆぽん」「さゆぽ」「さゆりん」
J も「さゆり」が言いにくかったのだろう。
「さっちゃん」から
「マイちゃちゃん」になり、
「マイちゃん」になり、
「みちゃん」になり、
「ミー」になり、
時々「ミちゃちゃん」「ささん」になる。
ちなみに、noteのネーム、「michan」
英語表記だと「i」をどう発音するかで
「みちゃん」と「まいちゃん」どっちにもなる。
最近は「さゆり」が古風でエレガントな名前だなと感じるようになった。
自分の名前が好きになったからだろうか、
海外でも正しく発音してくれる人が多くなった。
皆さんは自分の名前、好きですか?
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