新しい感覚の発見。
昨日ハッとなったことがあった。
今までnoteにバレエについて書いてなかったけど、
私の人生と同じ長さくらいずっと共に歩んできたもので、
近すぎる存在だから、時々嫌いにもなる。
本音を言うと、ここ10年はバレエから離れたいと思っているけど、
離れられない、というより、
離れさせてくれない感覚がある。
9年前、やめようと強く決心したことがあった。
これ以上はもうたくさん、
というところまで精神的にも肉体的にも限界を感じていた。
髪もバッサリ切ったりして。
そんな時、オファーが来て、
これを最後にやめようと思って引き受けたはずなのに、
それがきっかけとなり、次から次へと続き、
ここまで来てしまった。
今は教師の資格取得を目指して学んでいるんだけど、
それもまたどっぷりとバレエの世界に浸かるわけで、
「あー、私バレエ嫌いなのに、なんでまたこの世界に来ちゃったんだろう」
って思う。
もちろん教師になろうと決めたのは私の意志だったんだけど、
どうも私以外の大きな力や意思が加わっているようにしか思えない。
まぁ、前置きが長くなってしまったが、
昨日、久しぶりビビビと来た発見があった。
紹介文にも書いてあるように、私はカナヅチ。
泳げないのだ。
そんな私だが、
この夏、それを克服しようと、J とプールによく入った。
結論から言うと、
泳げるようにはならなかったけど、
体を水に委ねる感覚を覚えることができた。
水の中では今まで恐怖が占めていたのが、少し仲良くなれた感じ。
身体の余計な力みも抜けたんだと思う。
それはカナヅチの私にとっては立派な成長。
そして昨日、回転を練習している時、ハッとなった。
この6ヶ月はスタジオを使えなかったため、
ほぼ踊ってなくて、身体も弱ってなまってるのに、
回転軸の感覚が以前よりあった。
というより、今までとは違う中心軸の感覚。
そしてその身体感覚は、私が水中でこの夏感じたものに似ていた。
個人的な感覚なので、読んでる方には理解できないかもしれないが、
私の中では二つの出来事が点と点ではっきり結ばれている。
バレエは嫌いとハッキリ言えちゃうくらい嫌なんだけど、
切っては切れない、腐れ縁的なものを感じる。
バレエと歩む道はなんだかんだこれからも長く続きそうな予感。