21/01/30の日記・仕事と本と上野駅
仕事をした。
今月は毎日、毎時間、仕事をしていて、
ついに今週、おとといあたり精神的におかしくなりそうだった。
いくら好きなこと、面白いと思えることでも限界があるんだと知った。
自己否定感に苛まれて「私が…」と泣きながらゴチャゴチャに嘆いていたら、「ちゃんと寝てないからだよ」とアドバイスされて安心した。
なんだ〜〜寝てないからか。
---
だから今週の平日は、一行も本を読めずに終わりました。
先々週、先週と調子よく読書ができるタイミングだったみたいで、『JR上野駅公園口』(柳美里)読了、『デイジー・ミラー』(ヘンリー・ジェイムズ)読了、あと石井好子のエッセイをちらちら読んだ。
古典はなんでも読めるのに、現代作家に手が伸びづらい。
有名だから、賞を取ったから…って話題性・権威性だけで選ぶと、読んでもなぜか全く内容を忘れてしまう。
だからなるべく、よく考えずフィーリングに任せて選ぶように…
そうすると不思議なマッチングが起こることもある。
柳美里の『JR上野駅公園口』は、上野が好きだから買った。
上野公園のホームレスのことも知ってみたかった。
読んでみると、上野のホームレスには東北出身者が多いと書かれている。(私も東北出身者だ)
東北の片田舎の空気感、葬式で感じる信仰の熱心さ、不器用な人柄も、いつかは体験したことのあるものだった。
遅読家の私が、思わず3時間足らずで読了。
ここまで舞台が明確にイメージできるとすんなり読み進められてしまうものなんだな。
上野恩賜公園が好きなので、上野駅公園口は2週に1度かそれ以上のペースで通っている。
しばらく前に改修工事が終わって、横断歩道を渡らなくて良くなったのが嬉しい。
ただ、犬猫愛護の募金活動してた人もいなければ、浮浪者の姿もない、さっぱりした観光駅のようになった。
そこにはどういう流れがあったんだろうな。